パッティングも上達する? グリーンに近づく際にすべきこと

グリーンに向かう際には、グリーン全体の傾斜、ボールからカップに向かっての傾斜など、いろいろな情報を頭にインプットしよう。それが、パッティング上手の第一歩となる 撮影:高木明彦
アプローチショットを終えて、グリーンに向かうときに“あること”をすればプレーの進行がスムーズになるだけではなく、パッティングも上手になれるとか。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)副会長を務める伊藤佳子(いとう・よしこ)さんが教えてくれました。聞き手は俳優の阿藤快(あとう・かい)さんです。

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伊藤 阿藤さん、グリーンに近づいていく際に、ちょっとした準備をすると、プレーの進行がスムーズになるとともにパッティング上手になれますよ。
阿藤 えっ、パッティング上手にもなれるんですか? どうすればよいのですか?
伊藤 まずはグリーンに向かうときに、漠然と向かうのではなく、自分と同伴競技者のボール位置をチェックし、自分が何番目に打つのか、もしも自分がカップに一番近いならピンを抜こうかとか考えます。さらに次のホールへの導線も頭に入れておき、その動線上にクラブを置くと忘れ物も防止できます。
またグリーンの形状を手前からしっかりとチェックすることが、プレーファストにもなりますし、ライン読みの参考になります。なかでも重要なのが傾斜です。グリーンの一番高いところ、低いところを見つけ、全体的にどちらに傾斜しているかを頭に入れておくと、ライン読みで迷いが少なくなります。ボールのそばまで行ってから、初めて傾斜やラインを読み始めるのは、エチケットに反するだけではなく、周りの景色にだまされて、正しいラインが見えなくなる、といった弊害も引き起こします。
阿藤 そうそう、ボールの近くからカップを見るだけでは、ときどき上りか下りか迷うときがありますものね。
■『NHK趣味Do楽 今さら聞けない! ゴルフの基本 〜100を切りたいあなたに〜』より

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