柚子はちみつでかぜ予防! 【レシピ掲載】

撮影:砂原 文
エネルギーの巡りをよくするといわれる柚子(ゆず)。丸ごと使って“柚子はちみつ”をつくりましょう。国際中医薬膳師のナガタ ユイさんが提案します。

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日に日に寒さが増す1月は、気を抜くとかぜにかかりやすい時期です。体を温めて、しっかり睡眠をとりながら、食べることでかぜに負けない体づくりをしましょう。
手軽に始められる“柚子はちみつ”はおすすめ。柚子1コに対して、倍量のはちみつでつくります。柚子は香りづけの食材で、そいだ皮を料理に入れるくらいしか使い方が思い浮かびませんが、果肉の部分にもビタミンなどの栄養がたっぷり! 丸ごと使いましょう。エネルギーの巡りがよくなり、胃腸の働きが整います。同時にかぜの入り口であるのどや肺が守られて抵抗力アップという、方程式ができます。
保存食や保存調味料はつくっても使いきれない、という声をよく聞きますが、“柚子はちみつ”は砂糖のかわりと考えてください。例えば、お湯や紅茶に溶かしてホットドリンクに。みそやしょうゆとの相性もいいので、煮物や漬物の甘みづけにも。みそ汁にほんの少し加えてもおいしいです。
そして柚子の爽やかな香りは、何よりのごちそう。気持ちを落ち着かせ、食べたあとは、心も体もスッキリ。二日酔いにも効果があるので、お酒好きにも心強い“柚子はちみつ”です。

■柚子

エネルギーの巡りをよくし、ストレスを発散させながら胃腸の機能を高める。のどの痛みやせきを伴うかぜをひいたときにもおすすめ。
材料(つくりやすい分量)
柚子 1コ(約140g )  はちみつ 280g
つくり方
柚子は皮ごと一口大に切り、種を取り除く。フードプロセッサーに柚子とはちみつを入れ、粗みじんになるまで約2分間かくはんする。清潔な保存瓶に入れ、冷蔵庫で約2か月間保存可。
[ 全量880kcal 調理時間10分]
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2015年1月号より

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