花木の剪定はどうして必要なの?

撮影:JBP
12月から2月は落葉樹の剪定適期です。剪定は毎年まめに行うことで、木の成長が穏やかになり、日当たりや風通しもよくなります。ただし、この時期ほとんどの花木には花芽ができています。花芽を切り落とすと、来春咲かないので気をつけて! 園芸研究家の川原田邦彦(かわらだ・くにひこ)さんに、剪定の基本について話を聞きました。

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樹木は放任すると、樹高が高くなりすぎたり、枝が混み合って日当たりや風通しを損なったり、ほかの枝の成長を阻んだりします。そこで、定期的に幹や枝の成長を調節して、樹形や枝ぶりを整える必要があります。そのために不要な枝を切る作業が剪定の基本です。
ただし、冬に花木の枝を切るということは、多くの場合すでに枝についている花芽を落とすことを意味します。むやみに枝を切り戻すのではなく、不要枝を見極めて間引き(すかし剪定)、花芽のある枝をできるだけ温存しましょう。



※テキスト『趣味の園芸』2014年12月号では、ハナミズキやスモークツリーなど、人気花木の剪定例を写真入りで8通りご紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2014年12月号より

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