究極のおつまみ 枝豆に合うのは、ビールより日本酒?

家飲みを極める (NHK出版新書 487)
『家飲みを極める (NHK出版新書 487)』
土屋 敦
NHK出版
842円(税込)
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 お財布の中が寂しい......しかしお酒は飲みたい。そんなときには積極的に"家飲み"をしてみてはいかがでしょうか。

 まるで居酒屋で出てくるような、自分好みの絶品おつまみを作ることができれば、節約できるという利点だけに留まらない、家飲みならではの魅力も見えてくるもの。料理研究家でライターの土屋敦さんによる本書『家飲みを極める』では、家飲みに最適なおつまみを徹底研究。試行錯誤を繰り返したうえに完成したレシピも伝授してくれます。

 
おつまみには、いくつかのパターンがあるという土屋さん。口内をすっきりさせ、味覚を一度白紙に戻して、お酒をおいしく飲み続けられるようにする"リフレッシュ系"のつまみ。アルコールでダメージを受けた体が、自ら回復するために欲する栄養素を補填できる"癒し系"のつまみ。口内を物理的に刺激することによって心地よい食感を与え、気分を高めたり、お酒を飲む作業の単調さを回避したりする"食感=テクスチャー系"のつまみ。

そして、塩味の強さによって、もっとお酒を飲みたくなる"塩系"のつまみ。酒の究極のつまみは塩といわれるように、塩味の強さはおつまみの基本的な要素なのだそうです。しかし単に塩といえども奥深いもの。たとえば、おつまみの定番・ゆでた枝豆にしても、その塩味は美味しさの大事な要素ですが、どのくらいの塩加減にすればよいのか、どのタイミングで投入すればよいのかなど意外と迷うものです。

そこでさまざまな方法を試し、ゆでた枝豆を作ってみた結果、土屋さんが辿り着いた究極のレシピがこちら。

■ 材料(1人分)
枝豆...100グラム 水...大さじ3 塩(できれば平釜焚きや天日乾燥の海塩)...小さじ1/2程度

■ つくり方
1 蓋ができる鍋に枝豆100グラムを薄く広げ、水大さじ3を加えて蓋をし、弱火で6分ほどゆでる。なお、サヤの両端を切ったり、あらかじめ塩揉みをしたりする必要はない。
2 ゆで上がったらザルに上げ、塩をまぶす。少し広げて冷まして完成。もちろんアツアツのまま食べてもいい。

 そして枝豆といえば、お酒はビールと思いがちですが、土屋さんがオススメするのは日本酒。日本酒と枝豆を組み合わせることで、枝豆が持つエグみがスッと消え、ベタつき感もなくなり、見事に調和するのだそうです。

 充実した家飲みのために必要不可欠なおつまみの作り方。さっそく今宵の一杯のお伴に試してみてはいかがでしょうか。

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