インテリアをセンスよく仕上げる「数珠つなぎ」ってなに?
- 『「飾る」をカエテミル』
- 川上 ユキ
- 大和書房
- 1,620円(税込)
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自宅や部屋のインテリアに、こだわりはありますか? リビングに花や絵を飾ったり、ベランダのガーデニングに凝ってみたり。心地よく暮らすために、自身の好きなスタイルやテイストで、自分らしさを出している方も多いのではないでしょうか。しかし、雑誌やショールームなどで見かける、あの洗練されたセンスを真似するのは、意外と難しいもの。雑誌と同じ商品を飾ってみても、自宅でやるとなんとなく違う気がしてしまいます。
書籍『「飾る」をカエテミル』では、ステキなお部屋にするヒントが盛りだくさん。著者の川上ユキさんは、実践的な生活提案に定評があるインテリアコーディネーター。同書を含む「カエテミル シリーズ」は、わかりやすい内容とセンスが反響を呼び、海外翻訳本も多数出版されています。同書のテーマは「飾る」。部屋が片付いたのに何かが物足りない、そんな悩みを解決する一冊です。
インテリアをセンス良く仕上げる秘訣として、川上さんは「数珠つなぎ」を提案しています。
例えばソファに赤を選んだら、ベージュ地に赤のドットが入ったカーテン、カーテンのベージュに合わせて茶系のラグ、そしてブラウン、ベージュ、赤の模様が入ったクッションをランダムに選ぶ、というように各アイテムの色を「数珠つなぎ」のようにリンクさせます。この方法だと、自分らしさを出しながらも、失敗なくルームコーディネートが出来るそう。
また、無難な白やベージュばかり選んで部屋全体が地味になってしまったり、派手な色の家具を買い全体のコーディネートがわからなくなってしまった場合でも、数珠つなぎの方法でセルフリカバーできると川上さんはいいます。
「数珠つなぎの考え方を用いると、モノを増やしながら調整すれば問題は解決していきます。派手なときは同じ色をリンクさせて、アイテムを増やすと色がなじんで、部屋がまとまります。地味なときはその逆で、派手な色柄のアイテムを足します。失敗しても自分の手でリカバーできるとなれば、好きな色を取り入れる勇気が出るはず」(本書より)
本書では他にも、お気に入りコーナーをセンス良く見せる方法や、自宅に眠っている不用品を使用したインテリア術など多数掲載。イラストを用いてビフォーアフターをわかりやすく説明しているので、素人でも参考にしやすい内容となっています。自宅を少しセンスアップさせたい方は、是非手に取ってみてはいかがでしょうか。