ハワイの教え"ホ・オポノポノ"って何?
- 『はじめてのホ・オポノポノ』
- イハレアカラ・ヒューレン,カマイリ・ラファエロヴィッチ
- 宝島社
- 1,404円(税込)
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常夏のリゾート地・ハワイ。昔から日本人の好きな旅行先ランキングの上位に名を連ね、結婚式や新婚旅行をハワイで、という日本人も多くいます。またハワイ観光局の統計によると、日本人旅行者の約6割が"リピーター"となっているのだとか。
そんなハワイに数百年も前から伝わる言葉「ホ・オポノポノ」をご存知でしょうか? ハワイ語で「ホ・オ」は目標・道、「ポノポノ」は完璧という意味で、あわせて問題を正しい道へ修正するという意味合いがあります。また、ハワイ語辞典においは「心の洗浄。祈り、議論、告白、後悔、互いの補償と許しによって関係を整える家族会議」と定義されており、総じて問題を解決するための考え方を指します。
ネイティブ・ハワイアンの人たちは何か問題が起きた時は、仲間内で助け合いながら論議し解決してきたそうですが、根本的な問題を解決するために実践していたのが「ホ・オポノポノ」。とはいえ具体的な解決策を得ることが目的ではなく、本当の意味で人々の「心の平和」を取り戻す事が目的だとされています。
イハレアカラ・ヒューレン氏とカマイリ・ラファエロヴィッチ女史による本書『はじめてのホ・オポノポノ』に「ホ・オポノポノ」の概念や方法が詳しく書かれています。
本書によると「ホ・オポノポノ」の鍵は潜在意識にあるそう。
「潜在意識とは、わたしたちの意識の中でもっとも深いところにある、無意識とよばれる部分です。ホ・オポノポノでは、人が思うように生きられないのは、潜在意識の中にある記憶が原因だと考えられています。(中略)わたしたちが思うように生きるためには、潜在意識にある記憶を手放す必要があります」
潜在意識にある記憶を消去する「クリーニング」という作業がポイントになるのだとか。本書ではそのクリーニングについてこう綴られています。
「(※クリーニングの)代表的なツールのひとつが、『ありがとう、ごめんなさい、ゆるしてください、愛しています』という4つのことばです。このことばを唱えるだけで、記憶はたちまちクリーニングされていきます」(※編集部註)
この4つのことばは日本人であれば日本語で、声に出しても心の中で唱えてもどちらでも良いそうです。時間帯も特に決まりはなく、何か問題が起きた時に無意識に唱えられるようになる事が理想だとか。本書では、4つのことば以外のクリーニングツールも紹介。また、ホ・オポノポノ実践者のレポートも収録されています。青い海と陽気な天気だけじゃない、ハワイの深遠なる精神世界。気になる方はチェックしてみては?