遠距離恋愛でも寂しくない! イブの夜をアツくする「SYNC DINNER」
- 『クリスマスの思い出』
- トルーマン カポーティ
- 文藝春秋
- 1,697円(税込)
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街にはイルミネーションが光り、この季節特有の音楽が流れる......。そう、もうすぐクリスマスがやってきます。クリスマスを題材にした物語というと、O・ヘンリーの『賢者の贈り物』、チャールズ・ディケンズの『クリスマスキャロル』、ドクター・スースの『グリンチ』など、いろいろと思い浮かびます。トルーマン・カポーティの『クリスマスの思い出』もその中のひとつ。同作を訳した小説家・村上春樹氏は、あとがきでこう書いています。
「もちろんカポーティは他にも、クラシックとして後世に残るであろう多くの優れた短編を残している。しかし、この『クリスマスの思い出』ほど多くの人に愛され好まれたチャーミングな短編は他にないのではないだろうか」
あえて、あらすじはここでは述べませんが、カポーティ自身の自伝的要素もある"思い出"の作品。クリスマスシーズンになると必ず読むというファンも多い、魅力的な一冊です。
クリスマスの思い出はカポーティに限らず、誰の胸にも一つや二つあることでしょう。もちろん、これからだってその思い出は増えていくはずですが、こんなクリスマスディナーに招待されたら、一生忘れられないものになるのでは?
それが、KDDIが世に送り出す「SYNC DINNER」。クリスマスイブに会えないふたりをつなぐ"未来のレストランサービス"で、抽選で選ばれた東京と大阪に住み、遠距離恋愛を続ける2組のカップルが体験することになっています。
たとえば、そのレストランで行われる「SYNC CHEERS」サービスは、遠く離れたふたりがモーションセンサーによって、同じ空間で乾杯するような体験です。グラスを合わせようとすると音がなり、あたかも本当にふたりが乾杯したかのよう。そのほか、1人のウエイターが400km離れた東京と大阪を瞬間移動したかのように感じる「SYNC WAITER」など、全部で4つの不思議な体験が味わえるディナーが用意されています。
「SYNC」とは、日本語でいう「シンクロ」のことで、「一致して」「同期して」という意味。大画面ディスプレイを使って、その"同じ空間"をつくり出しているのですが、これらの説明だけでは想像がつかないという人も多いでしょう。そんな人は、ぜひ下記URLの動画でその世界観を味わってみてください。彼女はこのことを全く知らされていないため、動画を見ている人と同じように、素で驚いています。
通信テクノロジーの進歩で実現した聖夜。かけがえのない「クリスマスの思い出」になることは間違いないでしょう。
【関連リンク】
SYNC DINNER ~遠く離れたふたりの心が近づくディナー~
https://www.youtube.com/watch?v=5p_i2D-5CA4