リアルムーミンが日本にやってきた!  トーベ・ヤンソン生誕100周年でムーミンヲタが名古屋に集結!    

河出書房新社
4104円

 家具ショップのIKEAや、雑貨チェーンのタイガー、マリメッコなどのファブリック、イッタラの食器など、最近、女性を中心に人気の高い北欧デザインの製品。モダンなデザインや、ほっこりとぬくもりを感じさせる素材感、機能性を併せ持つ"北欧産"のインテリアですが、これらを生み出した背景には、北欧の気候が密接にかかわっています。スウェーデンやフィンランドなど、冬が長い北欧諸国では、家の中で過ごす時間が長いため、室内のインテリアはとても大切なもの。そのため質の高いインテリアが求められ、それに応じて育まれていったのです。

 そんな北欧フィンランドで誕生し、日本はじめ世界各国で愛されているキャラクターと言えば、ムーミン。今年はムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンさん生誕100周年ということもあり、関連書籍の出版も相次ぎました。その中の1冊が、本書『ムーミンの生みの親、トーべ・ヤンソン』。原作者の知られざる素顔に迫った本書ですが、ムーミン一家の"本質"を知る手引きとして、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

 書籍以外にも、今年はありとあらゆる関連グッズが発売され、インテリア周りにもムーミングッズやモチーフを取り入れる人々も増えています。今年9月には、ロッテ「キシリトールガム」とコラボレーションした「ムーミン デザインボトルガム」など関連グッズも多数発売されたので、目にした方や実際に手にした方も多かったのではないでしょうか。また、原画展「MOOMIN! ムーミン展」を皮切りに、関連イベントが目白押しの1年となりました。近年、作品の魅力が再評価されたことも相まって、いまやムーミンはアニメキャラクターの境界を越えて、北欧文化・デザインを代表するアイコンとなりつつあるのだとか。

 そして、ムーミン・イヤーの締めくくりにふさわしいイベント「TRAVELLERS in北欧クリスマスストリート」が、11月29日から12月28日まで名古屋で開催されております。日本最大級の北欧イベントとして、本国フィンランドのテーマパーク「ムーミンワールド」から、本物のムーミンはもちろん、パパやママ、さらにスナフキン、ミイも緊急来日。ムーミンファミリーが全員そろってやってくるのは本邦初とのことです。実際にムーミンの世界が体験できるうえに、"リアル"ムーミンに会えるという、ファンには見逃せないイベントとなりそうです。

【関連リンク】
ムーミン デザインボトルガム
http://www.lotte.co.jp/products/brand/xylitol/moomin.html

TRAVELLERS in北欧クリスマスストリート
http://travellers.voyage/

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