来年の年賀状はコレで決まり! 子どもの笑顔をありのままに撮るコツ

カメラ教室 子どもとの暮らし、撮ろう
『カメラ教室 子どもとの暮らし、撮ろう』
繁延 あづさ
翔泳社
1,728円(税込)
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 気がつけば年の瀬まであと少し。来年の干支「未(ヒツジ)」をあしらった年賀はがきなど、年賀グッズが店頭に並び始めています。毎年、年賀状には近況報告も兼ねて、家族や子どもの写真を使う方も多いのではないでしょうか。

 しかし、かわいいわが子の写真を載せようとしても、改めて写真を見返すと表情がイマイチだったり、手ブレが気になったり......、「もっといい写真はなかった?」と感じるパパママもいるのではないでしょうか。そんなときに参考にしたいのが、子どもを上手に撮るコツが満載の本書『カメラ教室 子どもとの暮らし、撮ろう』。著者は、パパママ向けに写真講座を開催することもある、繁延あづささんです。

 自身も3児の母である繁延さん。本書の特徴について、こう説明しています。

「この本で紹介するのは"かわいい撮り方"ではなく、"ありのままの子どもの姿""家族の風景"の撮り方です。見返して、そのときのことが思い出せるような、たくさんの手がかりが残るような、そんな撮り方です」(本書より)

 本書では、カメラの技術的な解説をわかりやすく紹介する一方で、繁延さんは、大切なことは"技術"ではないともいいます。

「一番たいせつなことは、そのときの感動とともに撮ること。その時の感動が、手をつたい、指先をつたって、シャッターを押していたら、ぜひその写真をじっくり見てみてください。ブレたから失敗ではありません。ピンボケだから失敗ではありません。ブレてもボケでも、その場の様子が写っていればいいのです」(本書より)

 さらに、「出産準備サイト」のインタビューでは、子どもを撮影する上での基本テクニックについて、こう語っています。

「大切なのは、『自分が動く』ということです。被写体を前にしたら、そこに近づいたり離れたり、右に行ったり左に行ったり、かがんだり背伸びしたりして、撮ってみてください。これって基本のことなんですが、とても重要なことです。これはたぶん、育児にもつながるテクニック(笑)。自分の見え方が違うと、子どもも違って見えてくる。ひとつの場所から見えてもわからないものが、視点を変えると見えてくるってことありますよね?」

 子どもの成長を写真に収めることは、その子の歴史を残すことでもあります。そして、その1枚、1枚に子どもと共に過ごした"いまの気持ち"がこもっているもの。さて、今年の年賀状はどんな写真を使いますか? 本書を参考に、とっておきの一枚を撮ってみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】
出産準備サイト
http://baby.mikihouse.co.jp/information/post-2438.html

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