過呼吸、不眠、イライラ...自律神経の乱れは「肛門」で治せる?
- 『仕事・人間関係がうまくいく呼吸の教科書』
- 加藤 俊朗
- 中経出版
- 1,404円(税込)
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誰かとの関係で悩んだり、仕事がうまくいかなかったりする時、過呼吸ぎみになっていたことはありませんか。ストレス過多な生活が原因で、最近では"過呼吸"状態に陥ってしまう若い女性が増えていると言われています。
「呼吸はあなた自身の鏡であり、あなたの心の状態」と話すのは、「仕事・人間関係がうまくいく呼吸の教科書」の著者・加藤 俊朗さん。本書では、呼吸を通してこれらの問題を解消していく方法について紹介しています。
自律神経を整えるポイントとして、加藤さんは自律神経は「肛門」と関連していると説いています。
「生きているうちは勝手に閉まってる。死んだら肛門は開く。うんこを出す時、勝手に開くでしょ。出した後、閉めようと思わなくても閉まってるよね。不思議じゃない?これが、自律神経の正常のバランスです。普通じゃはかり知ることができない場所が肛門なんです(本文より抜粋)」
加藤さんは、自律神経の乱れを整えるためには、「肛門を意識しながら息を吐くこと」が大事であると自説を展開します。
具体的な方法は下記の通り。
1. お風呂に入ったら、肛門に手を当ててみる
2. 仙骨(骨盤の中心にあり、背骨を支えている身体の要となる骨)を立てて姿勢を整え、肩の力を抜いて肛門を意識しながら呼吸する
コツはこれらの過程を、「肛門に感謝しながら行うこと」とのこと。この時、息を吸ったときに肛門が閉まらない人は、やはり自律神経に問題があるかも...と加藤さん。普段あまり意識することのない、呼吸についての知見をもたらしてくれる一冊です。