「日本で一番幸せな都道府県」ランキング 北陸勢が上位を独占
- 『日経プレミアPLUS VOL.4』
- 日本経済新聞出版社
- 751円(税込)
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「世界一幸せな国」として定着しつつあるブータン。ブータン政府は「国民総幸福量」(GNH)を提唱しており、「経済成長だけが人の働く意味ではない」という考えが浸透しています。それでは、日本で一番幸せな都道府県は一体どこになるのでしょうか。
書籍『日経プレミアPLUS VOL.4』には、幸福度ランキングベスト20が紹介されています。これは、法政大学幸福指数研究会の調査によるもので、持ち家率、家の広さ、就職率、貯蓄額、出生数、保育所数、犯罪や火災の件数、交通事故数、平均寿命などの40項目の指標を使って算出しています。気になるランキングは以下の通り。
1位:福井県
2位:富山県
3位:石川県
4位:鳥取県
5位:佐賀県
5位:熊本県
7位:長野県
8位:島根県
9位:三重県
10位:新潟県
いかがでしょうか。北陸3県が上位を占めるという結果になりました。福井県は、失業率、持ち家の広さ、自動車保有数、貯蓄率、救急車の出動回数などでどれも上位ベスト3に入っています。また、富山県は、持ち家の広さ、介護医療施設、図書館数などがベスト3以内に、石川県は、美術館数や介護福祉施設、教育などで上位にランクイン。
都会生活が長い人にとっては、これらの環境が整っているということは、どれをとっても羨ましいものばかり。ちなみに、東京都は38位、千葉・神奈川県は33位と低迷。都会の平均所得が高いのは言わずもがな。しかし、住環境や子育て環境など生活環境が整っていないため、ランキングの下位となってしまったのです。
所得をとるか、住環境をとるか、幸せの形は人それぞれですが、どちらも欲しいというのが、人の本音です。