「新宿駅くらいの長さの◯◯」とは?
- 『ケトルVOL.08』
- 内田樹,平川克美,佐々木彩夏(ももいろクローバーZ),津田大介,渋谷直角,宇野常寛,大根仁,佐藤優,橋爪大三郎,山形浩生
- 太田出版
- 972円(税込)
- >> Amazon.co.jp
- >> HonyaClub.com
- >> エルパカBOOKS
村上春樹になって空欄を埋めよ。
「地球が◯◯みたいにくるりと一回転するくらいの時間」
A.マイケル・ジャクソン B.嘘 C.宇宙人に侵略される
こんなクイズが現在、代官山蔦屋書店にかかげられています。これは今日から発売中の雑誌『ケトル』8月号の村上春樹特集を受けて登場したもの。
同書では、「勝手に決定! ヘンな形容表現選手権」というワンコーナーの中で、村上春樹特有の形容表現にフォーカスしています。
例えば、『ねじまき鳥クロニクル』で主人公の僕と妻の両親との食事中に出てくる「新宿駅くらいの長さのダイニング・テーブル」(彼らとの心の距離を表す比喩)とか、『羊をめぐる冒険』で完璧な耳を持つ女の子を最初に見たときの「二流の女子大のコーラス部員」、ビーチ・ボーイズの音楽については「隣に綺麗な女の子が寝転んでいるような音」など、村上春樹語録が目白押しです。
そんな『ケトル』8月号の村上春樹特集では、長編小説12作品に登場する東京スポットガイドや、女性名鑑、TPO別サンドウィッチの食べ方講座、最強の村上フード大研究、作中に出てくる音楽300曲の紹介など、ファンなら絶対押さえておきたいトピックスが盛りだくさんに語られています。
最後に、クイズをもうひとつ。
「謝肉祭の季節を迎えたピサの斜塔みたいに前向きで、しっかりした○○」
ヒントは『海辺のカフカ』。村上春樹ファンでなくても覚えておきたい形容表現のひとつなので、ぜひ調べてみてください。