明治時代に海水浴とセットだったもの
- 『温泉手帳』
- 松田 忠徳
- 東京書籍
- 1,620円(税込)
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そろそろ夏休みに向けて旅の予定を立て始める人もいるのではないでしょうか。この時期の旅行といえば海を思い浮かべますが、海とあわせて楽しめるスポットに温泉があります。「暑い夏に温泉」というといまいちしっくり来ないかもしれませんが、書籍『温泉手帳』によると、実は明治時代は「海水浴と温泉」の組み合わせは健康増進の定番だったそうです。
昔から熱海や指宿などの代表的な温泉は海辺にあったため、そうした保養地と海水浴はセットで楽しむことが多かったといいます。また海辺には「食塩泉」という泉質の温泉が多く、これは昔から特に冷え性の女性に喜ばれていました。
夏の温泉には、夏ならではの楽しみ方があります。宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこの広報・笠原敦子さんによれば、「夏には花火を見ながら入浴を楽しむという温泉の楽しみ方がある」とのこと。というわけで温泉ソムリエでもある笠原さんに、お風呂に入りながら花火が見られる宿をいくつか教えてもらいました。
●熱海海上花火大会(熱海温泉/静岡県)
期間:7/21、7/29、8/5、8/8、8/19、8/25、8/26、9/19
宿:ホテル ミクラス、熱海ニューフジヤホテル、秀花園 湯の花膳
●白浜花火大会(南紀白浜温泉/和歌山県)
期間:7/21~8/25 ※8/1は除く
宿:ホテルグリーンヒル白浜
●サマーナイトファイヤーフェスティバル(上諏訪温泉/長野県)
期間:8/1~8/31
宿:ホテル朱白、RAKO華乃井ホテル、湖泉荘など
それぞれ、大浴場や展望露天風呂などから花火を鑑賞できるとのこと。完璧なリラックス空間で眺める花火は、旅の良い思い出になりそうですね。旅行の予定のある方は、「のぼせ」に気をつけながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
「お風呂に入りながら花火の見られる宿」