ファミリー層に「車中泊」が普及 道の駅やSAで一夜過ごす
- 『車中泊の作法 (ソフトバンク新書)』
- 稲垣 朝則
- ソフトバンククリエイティブ
- 788円(税込)
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長引く不景気により、ファミリー層の週末の過ごし方が変わりつつあります。旅行やレジャーに行きたいけれど、お金がかかるので中々実現できない。そうした人々により注目されているのが「車中泊」です。
道の駅やサービスエリア(SA)などにクルマを置き、車内で一夜を過ごす。ワンボックスやミニバンの普及と共に、ここ数年ブームとなっています。年間約100日を車中泊などのオートキャンプに費やす稲垣朝則さんは、著書『車中泊の作法』(ソフトバンク新書)で車中泊の魅力について、以下のように解説しています。
「車中泊の魅力は、いつでも、どこでも、誰とでも、テント泊よりも手軽に野営ができることです。それが小さなヨットで航海しているような自由さと冒険感を生み、家族や恋人と一体感を高めてくれます」
そんな車中泊に適した車種は「理想を言えば、『安くて、広くて、燃費がよい』に越したことはありません」とのこと。稲垣さんは同書の中で「ハイエース」をオススメしていますが、車中泊のためだけにハイエースを買う人は少数派です。
「安くて、燃費がよい」という点に着目すれば軽自動車がベストですが、さすがに車中泊はツラい。ちょうどよいサイズ感として挙げられるのが、トヨタ「ラクティス」などのコンパクトカーです。
先月ニューバージョンが発売された「ラクティス」は、荷室が全長180cmと大容量。シートを倒せば、大人と子供が1人ずつなら寝泊まりするのに十分なサイズです。21.5km/Lという低燃費を実現し、価格も137万7000円からと手頃なため人気となっています。
11月3日からオンエアが開始された新CMでは、六本木ヒルズに設置された巨大UFOキャッチャーで遊ぶ家族350組の姿を捉え、「ファミリー向け」というイメージを強くアピールしている「ラクティス」。キャンプのように本格的な「野営」とまではいきませんが、ちょっとしたアウトドアでの「車中泊」なら、ファミリー層のニーズに十分応えることができるクルマです。
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