ドラマ『火車』が、激戦区「土9」で17.0%の高視聴率を獲得!
- 『火車 (新潮文庫)』
- 宮部 みゆき
- 新潮社
- 1,069円(税込)
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11月5日(土)夜9時からスタートした、上川隆也主演のミステリー「ドラマスペシャル『火車』」。同時間帯に話題作が多いなか、平均視聴率が17.0%を記録したことがわかりました。
KAT-TUN・亀梨和也がベムに扮して話題の『妖怪人間ベム』は15.8%、三谷幸喜の映画『ステキな金縛り』のスピンオフ『ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ』は9.1%、東野圭吾原作のSPドラマ「使命と魂のリミット・前編」は6.7%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)。これらの作品と比べると、17.0%を記録した『火車』は、上々のスタートをきったといえます。
休職中の刑事・本間役を上川が務め、ミステリードラマ初出演となるモデル・佐々木希が本作のキーとなる「失踪した美女」に。寺脇康文は、本間の相棒として捜査に協力する刑事として登場します。また、渡辺大、ガレッジセール・ゴリ、山崎竜太郎、田畑智子、井上和香といった個性豊かなメンバーが脇をかため、作品に奥行をもたせています。
原作の『火車』は、1992年に宮部みゆき氏が発表したもの。舞台は、バブル崩壊直後の92年。休職中の刑事・本間が、遠縁の男性に頼まれて、失跡した彼の婚約者・彰子の行方を捜すことになりました。自らの意思で失踪し、徹底的に足取りを消した彰子。そんな彼女には、自己破産した過去がありました。
「関根彰子は母ひとり娘ひとりの家庭だった。つまり、母親が死んでしまえば、娘である彰子の生活を細かく気にする人間が近くにいなくなるということだ」戸籍を乗っ取り、入れ替わるには、実に都合のいい状況ではないか。偶然にしてはできすぎだ。(本文より)
謎を解く鍵は、カードの犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生にあったのです。
「山本周五郎賞」を受賞し、別冊宝島の「もっとすごい!!『このミステリーがすごい!』」(1988-2008)でも第1位に輝いた『火車』。ミステリー史に残る傑作といえるでしょう。