不二家のペコちゃん。実は何歳?~『まだある。大百科 お菓子編』

まだある。大百科 お菓子編
『まだある。大百科 お菓子編』
初見健一
大空出版
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 2010年に創業100周年を迎えたお菓子の不二家。マスコットキャラクターのペコちゃんは、昨年生誕60周年を迎えました。今年は、不二家の看板商品のミルキーが60周年。ペコちゃんのボーイフレンドのポコちゃんも生誕60周年を迎えています。

 "永遠の6歳"のペコちゃんと、"永遠の7歳"のポコちゃんですが、ふたりにはトリビアが満載なのをご存知ですか? ペコちゃんの名前の由来は"子牛"の愛称「べこ」を西洋風にアレンジしたもの。ポコちゃんの名前も、"幼児"をあらわす室町時代の古語「ぼこ」に由来しています。

 ペコちゃんが不二家のマスコットに採用されたのは1950年。初代ペコちゃん人形は、なんと紙の張り子でした。ペロリと舌を出した愛嬌のある顔と、ユラユラゆれる頭がかわいくて一躍人気者に。でも人気者ゆえに触られたり、叩かれたりして手入れが大変だったそうで、傷んだ顔の部分の紙を張り替える修理を繰り返すうちに、少しずつペコちゃんの顔が変わってしまうこともあったとか。

 人気が出るにつれ、交通安全のキャンペーンなど社会的な活動にも参加するようになっていくペコちゃん。その活躍の場は、不二家の店内だけにとどまらず、親善大使として海を渡るなど、どんどん広がっていきました。1976年には、南極観測隊と一緒に昭和基地までお供したことも! 隊員のみなさんが「ペコちゃんの頭をポンとなでて一息ついていた」という記録も。子どもも大人もペコちゃんの愛らしい表情にほっとして、今でいう"癒し"の先がけ的な存在だったのかもしれません。

 そんな不二家が今、ミルキー発売60周年記念キャンペーンを実施しています。クイズに答えて応募すると、ペア25組50人にペコちゃんショー&ランチパーティ(ダロワイヨ銀座本店)が当たります。また、不二家の袋キャンディーを買うと、抽選で2000人にミルキーオリジナルからくり時計が当たるプレゼントも。

 ペコちゃんファンには見逃せないチャンスです。


 ミルキー発売60周年記念 おいしい♪ たのしい♪ キャンペーン ⇒ http://milky60th.jp/

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