農具はこまめな手入れでさびさせない!

撮影:丸山 滋
野菜作りに欠かすことのできない農具。使いやすさや切れ味を保つため、使うたびにしっかり手入れをしたいですね。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、基本の手入れ方法を教えてもらいました。

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泥汚れや水けは、クワやスコップなどの農具がさびる原因になります。日ごろからきちんと手入れをして、使いやすさや切れ味を保ちましょう。使い終わるごとに水で土を洗い流し、乾いた布で水けを拭き取ることが大切です。さらに、月に1~2回はさび止めのスプレーを噴霧しておくとよいでしょう。ハサミや移植ゴテも同じです。
クワやスコップの場合は、土を耕す際の切れ味が鈍ってきたら、砥石で刃を研ぐのがおすすめ。さびも取れて、切れ味がよみがえります。
農具ではありませんが、防虫ネットや不織布、トンネル用の保温シートなどの被覆資材とポリポットは、きれいに洗って乾燥させれば何度か繰り返して使用できます。

■毎回行う基本の手入れ

刃にこびりついた土をブラシやたわしてていねいに洗い落とし、乾いた布で水けを拭き取りましょう。毎回必ず行うだけでさびを防ぐ効果があります。 

■月に1〜2回はさび止めを

刃の両面にさび止めのスプレーを噴霧し、乾いた布で全体に塗ったあと、余分な油を拭き取ります。クワ、スコップ、ホー、レーキなど農具のほか、ハサミにもおすすめ。 
※テキストでは数年に1回のスペシャルケアも紹介しています。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2022年2月・3月号より

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