まるでお花のケーキ！ホリデーを彩る3D寄せ植え

: 白い生クリームに赤いイチゴのクリスマスケーキを連想させる3段の3D寄せ植え。春にガーデンシクラメンが終了したあとはビオラが満開となり、長く楽しめる。置き場は霜の当たらない日なた。ガーデンシクラメン、ビオラ、プリムラ・ポリアンサ。撮影：奥隆善

クリスマス、お正月と楽しいイベントが続くこのシーズン。玄関や庭先の飾りつけにぴったりなのがデコレーションケーキのような3D寄せ植えです。それぞれに苗を植えた大小の鉢を積み上げてつくる立体的で豪華な寄せ植えで楽しい気分を盛り上げましょう！　園芸研究家の奥隆善（おく・たかよし）さんが、3D寄せ植えのメリットを教えてくれました。

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奥行きに加え、高さも演出できる3D寄せ植えは、ポピュラーな花でも豪華な雰囲気に。花でつくるデコレーションケーキのような形は、クリスマスやお正月の飾りにもうってつけです。

■栽培環境の違う植物を一緒に育てられる

鉢ごとに用土や水の管理を変えられる3D寄せ植え。多肉やランなど育つ環境がまったく異なる植物も、違う鉢にそれぞれに適した用土で植えて重ねれば、1つの寄せ植えとして楽しめます。

■背の低い植物でも立体的に演出できる

大小の鉢を重ねて、高さや奥行きを演出する3D寄せ植え。背の低い植物でも、普通に植えて鉢を重ねるだけで、立体感のある寄せ植えが誰でも簡単につくれます。

■安い苗が豪華にバージョンアップ

ただ植えるだけでは平凡な印象になりがちな普及品種も、3Dにすれば豪華な印象に。お財布にやさしく、お得感も抜群。

■手ごろな鉢で気軽につくれる

3D寄せ植えで主に使うのは、安くてどこでも買えるプラスチック鉢や素焼き鉢。プラ鉢なら落としても割れず、軽いのもメリットです。いつのまにかふえた不用な鉢の再利用にもぴったり！

■気分で組み合わせを変えられる

植物を植えたそれぞれの鉢は固定せず、ただ重ねただけ。気分しだいで外したり、別の鉢と入れ替えたり、回転させて見ごろの花を正面にしたりと、模様替えも自由自在です。
※3D寄せ植えのつくり方はテキストに掲載しています。
■『NHK趣味の園芸』2021年12月号より