洋梨をもっとおいしく! プロのコツ

テキストでは洋梨の飾り切りの方法を紹介しています。撮影:三浦英絵
旬のフルーツは、味わいはより甘く、みずみずしく、種類もどんどん増えています。今こそおうちでフルーツ生活! 知って得するプロのコツを、フルーツクチュリエの森山登美男さんが毎月お届けします。今月は、魅惑的な香りのする西洋生まれの果物の洋梨です。

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■和梨を超える!? 香りと甘さ

うっとりするような香りを放つ洋梨は、明治時代の初期にヨーロッパから伝わったと言われています。いちばんの特徴はその形。ヘタの部分が細く、底がふっくらとして、まるでひょうたんのよう。果汁が多くてシャリシャリとした食感の和梨とは違い、とろけるような果肉と繊細な甘さが、洋梨のおいしさです。旬は9月から12 月で、長い期間楽しめます。主な産地は山形県、新潟県、青森県。メジャーな“ラ・フランス”は山形を、人気上昇中の“ルレクチエ”は新潟を代表する品種です(農林水産省「令和2年産作物統計」より)。

■追熟させて、もっとおいしく

洋梨は室温で追熟が必要です。ルレクチエは収穫時は緑色の皮が、熟成が進むと黄金色に。果肉もサクサクの堅い状態からねっとりとした状態に変化します。皮の色を確認し、軽く握って弾力を感じたら食べごろです。

■洋梨の下準備

独特な形で切りづらいので、皮をむいてから芯を取りましょう。変色するので切るのは食べる直前に。
■『NHKきょうの料理』2021年11月号より

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