プロが教えるパイナップルの扱い方

皮でバスケットをつくり、飾り切りしたパイナップルを盛り付けて。下準備とつくり方はテキストに掲載しています 撮影:三浦英絵
旬のフルーツは、味わいはより甘く、みずみずしく、種類もどんどん増えています。今こそおうちでフルーツ生活! 知って得するプロのコツを、フルーツクチュリエ(フルーツを熟知した人)の森山登美男(もりやま・とみお)さんが毎月お届けします。第5回は、見た目がチャーミングな南国フルーツのパイナップルです。

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■甘さと香りが弾けます




パイナップルの魅力は、ジューシーで甘い果肉と、香りです。フィリピン産ゴールデンパイナップルは一年中楽しめますが、沖縄県産は5月から8月上旬が収穫時期。最近の人気はスナックパインで、指でさいて食べられることから、その名がつきました。果肉が柔らかく芯の部分まで食べられます。

■色と香りで見極める

パイナップルは葉の色が濃く、しっかりしているものが新鮮。さらに実の部分がふっくらとして、表面の緑色が黄色みを帯びたものを選ぶと、ほぼハズレがありません。甘い香りも完熟の合図ですが、香りが強すぎるときは熟しすぎの場合もあるので注意を。

■実の下の部分が甘い

いちばん甘いのは実の下の部分。丸ごと保存する場合は、葉の上部を切って逆さにしておくと、甘さが均一になります。野菜室か、風通しのいい涼しい場所に置きましょう。
■『NHKきょうの料理』2021年8月号より

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