空き容器でできる! 癒やしのキッチンガーデン

撮影:渡辺七奈
おうちで野菜作りを楽しむ人が増えています。本格的な家庭菜園はちょっと敷居が高いという人は、身近にある空き容器と野菜のタネ、いつもは捨ててしまう野菜の切れ端でできるキッチンガーデンから始めてみませんか? 発芽や成長の様子を間近で観察しながら、とれたてのおうち野菜を食卓に。毎日の暮らしや料理がもっと楽しく、豊かになりますよ。教えてくださるのは、園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんです。

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■キノコのパック+タアサイ

タアサイのタネの発芽適温は18〜25℃。保温性に優れた発泡スチレンシートの容器は、気温が低い時期にもおすすめです。また、植物は根に光が当たるのを嫌うので、透明なパックと重ねて使えば、保温と遮光のダブル効果も。底に穴をあけなければ、受け皿にもなります。



■ミニトマトのパック+バジル

バジルのように、発芽に光が必要な好光性種子には、光が入る透明のパックがおすすめです。タネをまいたあとふたをして保湿と保温をすれば、発芽率がアップ。ミニトマトなど実もの野菜のパックのふたは、たいてい空気穴があいているので便利です。発芽したらふたを外します。

 



■ヨーグルトのパック+ラディッシュ

ハツカダイコン(二十日大根)とも呼ばれるスピード野菜。容量400gのヨーグルトのパックなら、5〜6個収穫できます。間引き菜や葉も楽しめます。紙製の容器は栽培しているうちに、排水用の穴の周囲にカビが生えて汚くなったり、水に弱くなったりします。アクリル絵の具などの耐水性のある水性塗料をペイントすれば、長もちするうえに、インテリア性も高まります。

 


※詳しい作り方、管理方法はテキストに掲載しています。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2020年10・11月号より

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