ワサビナとタカナを一緒に育ててみよう

撮影:岡部留美
ワサビナとタカナは、どちらもツケナ類。育て方も同じなので、一緒に育てて、味の違いを楽しみましょう。トンネル栽培なら今からでも間に合いますよ。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんが、栽培のポイントを解説します。

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■栽培のポイント 1 不織布と穴あきシートのトンネルで保温

ワサビナ、タカナともに寒さに強い野菜ですが、厳寒期には保温用資材を使うと安心です。不織布と保温用シートのW使いをすれば、保温と保湿効果が高まり発芽や生育も促進されます。保温用シートは、適度な保温力と通気性を兼ね備えた透明の穴あきシートを選びましょう。

■栽培のポイント 2  適切な間引きで大きく育てる

葉もの野菜としては大きく育つワサビナとタカナは、適期に少しずつ間引きをしながら育てます。間引いた葉は、おひたしやサラダ、汁物の実にするのがおすすめ。草丈がワサビナは40cm、タカナは30cmくらいから収穫できます。
 

■栽培のポイント 3 同じ育ち方の2種を1畝で育て欲張りに楽しむ

ワサビナとタカナは、同じアブラナ科の「ツケナ類」。タネまきから収穫まで、まったく同じ手順で育てられ、成長のスピードもほぼ一緒。同じ畝うねで育てれば、一度の手間で2種類の野菜が収穫できて、お得に楽しめます。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2020年10・11月号より

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