実は簡単! バスク風チーズケーキ

撮影:新居明子
専門店もできるほど人気の「バスク風チーズケーキ」。実は簡単につくれるってご存じでしたか? 料理研究家の上田淳子(うえだ・じゅんこ)さんが教えてくれました。

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お待たせしました!
一つのボウルに混ぜて焼くだけ、「実は簡単」なスイーツの女王・バスク風チーズケーキが、満を持しての登場です。
スペイン北部、バスク州にあるレストランの名物ケーキが日本に伝来するや、一大ブームとなりましたね。「ワタクシ、ただのチーズケーキとは違うんですのよ」とでも主張しているかのような風格。決してうっかり焦がしちゃったのではありません。強い意志のもとに、限界まで焼き目をつけているのです。
主材料はたっぷり2箱分のクリームチーズと、まるまる1パック分の生クリーム。その量にひるむことなく、レシピどおり材料を順番に加え、ただ一心に混ぜ合わせてください。なめらかになったら、型に流してオーブンへ。生地のふくらみが落ち着き、「これは『焼き目』なのか『焦げ目』なのか」と心配になるほど表面が濃い色に焼ければOKです。内側はかなりトロリとしているので、必ずしっかり冷やして型から取り出しましょう。
一口食べれば、きっと納得。濃厚なチーズの味わいを引き立てる、焦がしたキャラメルのようなほろ苦さこそが、このケーキの魅力、いや魔力。「女王の座を射止めるためには、スイートなだけではダメなんだな」と学んだオトナな皆さんは、粗塩をパラリとふってワインのお供にもどうぞ。
※つくり方はテキストに掲載しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』連載「実は簡単!ハレの日ごはん」2020年10月号より

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