手間をかけず秋にも満開! キュートで親しみやすいマムの魅力

撮影:田中雅也
秋も、庭に鉢に満開の花を咲かせたい、そんな方にぜひ知ってほしいのが「マム」。種類豊富で、丈夫で育てやすく、たくさんの花が楽しめる、この時期のおすすめです。その親しみやすい魅力を、園芸研究家の落合英司(おちあい・えいじ)さんが紹介します。ここから始まる「マム」の世界をぜひ楽しんでください。

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■手間をかけずに花が楽しめる

園芸店の店先で「スプレーマム」「ポットマム」と記されたポット苗を見かけたことがありませんか。それらを含めてガーデニング向きに品種改良された洋ギクの系統がマムと呼ばれます。
「キクといえば古くから日本で親しまれてきた花。それが欧米に渡り、育てやすく改良され、洋ギクになりました。年々品種改良が進み、花色も花形も豊富になっています。栽培もほとんど手間がかかりません」(落合さん)
まずは一鉢からでも、手軽に自分好みの花を咲かせてみませんか。

■知ってる? マムってこんな花

メンテナンスは楽々!
もともと丈夫な性質をもち、日本の気候に合っていて、とにかく育てやすいのが魅力。鉢植えをよく日の当たる場所に置き、水やりさえ忘れなければ、次々に花を咲かせるので、初めての方も気軽に育てられます。
花色や花形のバリエーションが豊富
驚くほど、たくさんの花色と花形がそろうマム。さわやかなグリーンやサーモンピンクなど、新鮮な花色が続々と生まれています。咲き方も、花弁の先端がスプーンのようにカールしたスプーン咲きや、満開になるとボール状に咲くポンポン咲きなど、華やかなバリエーションが楽しめます。
■『NHK趣味の園芸』2020年10月号より

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