葉もの野菜 長く収穫を楽しむコツ
- 撮影:栗林成城
秋の菜園スタートにおすすめなのが簡単に育てられる葉もの野菜です。どれも収穫まで約1か月。長く収穫を楽しむコツを、恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんが教えてくれました。
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■トンネルがけで防寒対策
ホウレンソウやコマツナは「寒じめ」といって、寒さに当たることで糖度やビタミン含有量などが増えますが、シュンギクは寒さが苦手。霜に当たると細胞が壊れて茶色くなり、枯れてしまいます。それを防ぐのが、不織布や厚手のポリフィルムなどのトンネルがけ。気温が下がる11月下旬に行えば、1月まで収穫を延ばすことができます。
■摘み取り収穫で、長く収穫を楽しむ
葉を摘みながら育てる「摘み取り収穫」は、株ごと抜き取るのに比べ、長く収穫を楽しめます。シュンギクは春と秋に育てられますが、春まきは日が長くなるため花が咲いて長く収穫できません。それに比べ、日が短くなる秋まきは摘み取り収穫に最適。摘み取りしやすく、また新しい茎葉が伸びやすいよう、間引きを3回行い、最終的に30cmの株間にします。上に長く伸び、節間(せっかん)が長い「中葉種」を選ぶのもポイント。
■タネまき後にかぶせる土は薄くする
シュンギクのタネは、「好光性種子」といって、発芽するのに太陽の光を必要とします。そのため、タネまき後の覆土は5mmほどと、通常より薄めにするのが大切。土が乾燥したり風で飛ばされやすかったりするため、不織布をかけてガードしましょう。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2020年8・9月号より
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■トンネルがけで防寒対策
ホウレンソウやコマツナは「寒じめ」といって、寒さに当たることで糖度やビタミン含有量などが増えますが、シュンギクは寒さが苦手。霜に当たると細胞が壊れて茶色くなり、枯れてしまいます。それを防ぐのが、不織布や厚手のポリフィルムなどのトンネルがけ。気温が下がる11月下旬に行えば、1月まで収穫を延ばすことができます。
■摘み取り収穫で、長く収穫を楽しむ
葉を摘みながら育てる「摘み取り収穫」は、株ごと抜き取るのに比べ、長く収穫を楽しめます。シュンギクは春と秋に育てられますが、春まきは日が長くなるため花が咲いて長く収穫できません。それに比べ、日が短くなる秋まきは摘み取り収穫に最適。摘み取りしやすく、また新しい茎葉が伸びやすいよう、間引きを3回行い、最終的に30cmの株間にします。上に長く伸び、節間(せっかん)が長い「中葉種」を選ぶのもポイント。
■タネまき後にかぶせる土は薄くする
シュンギクのタネは、「好光性種子」といって、発芽するのに太陽の光を必要とします。そのため、タネまき後の覆土は5mmほどと、通常より薄めにするのが大切。土が乾燥したり風で飛ばされやすかったりするため、不織布をかけてガードしましょう。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2020年8・9月号より
- 『NHK趣味の園芸やさいの時間 2020年 08 月号 [雑誌]』
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