失敗しにくいハクサイの育苗
- 撮影:栗林成城
暑さの厳しい時期は、室内でもできるハクサイの苗作りに挑戦してみましょう。タネまきから苗の完成までは3〜4週間。暑さが一段落したところで畑に植えつけます。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんが栽培のポイントを教えてくれました。
* * *
■早生種を選ぶと失敗しにくい
タネまきから収穫までの栽培日数によって、極早生(ごくわせ)から晩生(おくて)まで品種が分かれています。初心者向きで育てやすいのは、短期間でできる極早生や早生品種です。追肥などの管理作業の手間が少なくてすむうえ、病害虫にかかるリスクも減らせるので、失敗しにくくなります。
害虫対策には防虫ネットが効果大!
ハクサイは害虫被害の多い野菜の一つです。防除を怠ると葉が虫食いだらけになり、生育にも影響するので、タネまき、植えつけと同時に防虫ネットをかぶせて予防します。収穫するまでかけておくか、被害の心配がなくなる収穫の1週間前に外します。
■高温乾燥期の水やりは、乾いたらたっぷり
育苗期は高温で乾きやすいので、管理に気を配ってください。発芽するまでは、土を乾かさないように水やりを。発芽後は、土が乾いたら底穴から流れ出るくらいたっぷりと水をやります。ポットは強い日ざしの下に置かず、涼しくて明るい日陰に置きます。ポットの下にすのこなどを敷くと、風通しがよくなります。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2020年8・9月号より
* * *
■早生種を選ぶと失敗しにくい
タネまきから収穫までの栽培日数によって、極早生(ごくわせ)から晩生(おくて)まで品種が分かれています。初心者向きで育てやすいのは、短期間でできる極早生や早生品種です。追肥などの管理作業の手間が少なくてすむうえ、病害虫にかかるリスクも減らせるので、失敗しにくくなります。
害虫対策には防虫ネットが効果大!
ハクサイは害虫被害の多い野菜の一つです。防除を怠ると葉が虫食いだらけになり、生育にも影響するので、タネまき、植えつけと同時に防虫ネットをかぶせて予防します。収穫するまでかけておくか、被害の心配がなくなる収穫の1週間前に外します。
■高温乾燥期の水やりは、乾いたらたっぷり
育苗期は高温で乾きやすいので、管理に気を配ってください。発芽するまでは、土を乾かさないように水やりを。発芽後は、土が乾いたら底穴から流れ出るくらいたっぷりと水をやります。ポットは強い日ざしの下に置かず、涼しくて明るい日陰に置きます。ポットの下にすのこなどを敷くと、風通しがよくなります。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2020年8・9月号より
- 『NHK趣味の園芸やさいの時間 2020年 08 月号 [雑誌]』
- NHK出版
- >> Amazon.co.jp
- >> HMV&BOOKS