別名は七変化 花色がどんどん変わるランタナ

撮影:牧 稔人
暑い夏こそ、心地よく過ごしたいですね。園芸研究家の杉井志織(すぎい・しおり)さんが「カラフルで、見るだけで元気になります。果実も魅力的!」というランタナを紹介してくれました。

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ランタナは、小さな花が外側から内側に向かって咲いていく愛らしさが魅力です。丈夫で育てやすく、日当たりのよい場所で管理すれば、春から初秋まで長期間花を咲かせます。咲き進むにつれて、花の色が変わっていくため「シチヘンゲ(七変化)」とも呼ばれます。
また、ランタナにはもう一つお楽しみがあります。それは果実。花後、つくしのようになった部分に咲いた花の数だけ丸い実がつき、黒く色づいてバルーンアートのようなポップな形になります。ぜひ観察してみてください。
最近は、コンパクトにまとまって株姿が乱れにくい新品種‘ブルーミファイ レッド’も出てきました。充実したタネができないため、タネに栄養を取られず、花もちがよいのが特長です。
ランタナ栽培のポイントは、わき芽の位置で切り戻しをして、枝数をふやしつつ株姿を整えること。新しく伸びた枝先に花が咲くので、切り戻しがカギになります。
■『NHK趣味の園芸』2020年8月号より

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