行方尚史九段の笑い声が響くNHK杯戦控え室

観戦記者の後藤元気さんが将棋界のエピソードを綴る連載「渋谷系日誌」。今月号では、NHK杯トーナメント久保利明九段—行方尚史九段戦の控え室の様子をお伝えします。

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久保利明九段—行方尚史九段の開始前に、ちょっとめずらしいことがありました。いつもは対局に向けて集中を高めるためにひとり別の場所で待機する行方さんが、この日は一同のいる控え室にいたのです。
しかも自ら率先して話題を振り、本当に楽しそうに、屈託なく笑っています。もともと話をするのが好きな人ではあるのですが、過去の実戦例(?)にはない意表の一手です。
行方さんが話していたのは、過日に開催された「第5回将棋検定」について。将棋検定はA、B、C、ビギナーの4クラスに分かれており、その成績によって1級〜9級を認定するイベントです。みなさんのなかには、「俺も参加したぞ」という人もいらっしゃることでしょう。
行方さんは前回合格した最上位のAクラスに再び参加。まだ今回の結果が出ていない状況だったこともあり、誰かと検定の感想戦をやりたい気分だったのかもしれません。
行方「それなりに解けたとは思うんだけど。そういえば、『将棋の日の11月17日が誕生日の女流棋士は誰ですか?』という問題があってね。その三択が飯野さん(愛女流初段)、渡部さん(愛女流三段)、和田さん(あき女流初段)だったんだよ」
この日の司会は藤田さん、読み上げが和田さんという組み合わせ。そう言われたふたりは顔を見合わせて「うふふ」と笑っています。
正解は誰なのか。せっかくなのでこれをクイズにしましょうか。
将棋のほうは内田さんの観戦記をご覧ください。終盤にドラマのあった大激戦でした。
※クイズの答えはテキストに掲載しています。
※肩書はテキスト掲載当時のものです。
■『NHK将棋講座』2020年2月号より

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