「世界中の半分の人に囲碁を」高い目標を持つ辻 華新初段

撮影・小松士郎
新入段した棋士を師匠が紹介する連載「師匠が見た!NEWフェイス」。今月号は釼持丈(けんもち・じょう)八段が、辻 華(つじ・はな)新初段について語ります。

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私は5年ほど前から院生師範を務めています。これまでたくさんの院生たちを見てきましたが、その中でも検討を熱心に志願してきたのが辻さんです。そのときの様子からは、かなりの負けず嫌いで根性がある女の子だと感じられました。
性格はとても真面目で、過去に負けた相手と再戦するときは、過去にどういう負け方をしたかなどをきちんと研究してから対局に臨んでいるほどの徹底ぶりです。棋風のほうは応用力のあるバランス型で、オールマイティーに何でもこなせます。最近は戦いを好む力戦派の若手が多い中で少し珍しいかもしれません。
そのうち私が主催している研究会にも参加するようになり、入段後も一緒に勉強しています。辻さんは自由参加の国際棋戦の予選にも参加するなど積極的に研さんを積んでいます。そのかいあって成績もまずまずのようで私はうれしく思っているのですが、当の本人はこんなものでは満足していないでしょうね(笑)。
囲碁普及については棋士になる前から意欲があり、世界中で半分の人には囲碁ができるようになってもらいたいという目標を持っています。
対局も囲碁普及も積極的に頑張ってくれると思うので、今後の活躍を楽しみにしております。
※肩書・年齢はテキスト掲載当時のものです。
■『NHK囲碁講座』2020年1月号より

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