釼持丈八段が「勝てる手筋」を指南! 新講座スタート

撮影:小松士郎
10月から新講座が始まります。新講師はNHK杯の解説でも好評の釼持丈(けんもち・じょう)八段。稲葉かりん初段は引き続き聞き手を務めます。そして、今回のテーマは「即効! 勝てる手筋」です。手筋はいつ出てくるのか。さらに形の急所も踏まえて、根本的な考え方から解説します。明快な釼持流解説がどのように披露されるのでしょうか。囲碁フォーカス講座をお楽しみに。

■攻めの手筋は相手が間違えたときだけ

釼持八段は講座の打ち合わせで、開口一番にこう話してくれた。「攻めの手筋は自分の力だけでは使えません。相手が間違えたときにだけ出てくるのです」。
要するに、相手がしっかり守っているうちは攻めの手筋を使う場面は出てこないということだ。読者の中には常に攻めの手筋を使って「相手の石を取ろう、相手を懲らしめてやろう」との考えを持っている方はいないだろうか。
釼持八段「まずは守りの形から覚えましょう。攻めはそのあとです」とアドバイスをする。
攻め重視の読者には目からウロコが落ちる講座になるに違いない。
■『NHK囲碁講座』2019年10月号より

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