歩くのが遅くなったら筋力低下のサイン
- イラスト:いしいひろゆき
最近、歩くのが遅くなったと感じていませんか? 近畿大学生物理工学部准教授の谷本道哉(たにもと・みちや)さんは、筋力低下が原因のひとつだと指摘します。
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歩くのが遅くなる原因には、2つの理由が考えられます。まず1つは、「ふくらはぎ」の筋力低下です。歩くときは、足首のスナップを効かせて地面を蹴りながら進みますが、ふくらはぎの筋肉が衰えて足首のスナップが弱くなると、前へ進みづらくなります。
もう1つの理由は、「大腰筋」の筋力低下です。大腰筋は下腹部の深いところにある筋肉で、股関節を曲げるときに使います。この筋肉が弱くなると、後ろ脚の振り出しが弱くなり、歩幅が狭くなります。さらに、それと連動して膝が曲がらなくなり、すり足になってつまずいてしまうこともあります。
歩行速度の低下は、日常生活に影響を及ぼします。例えば、目的地に着くのが遅れたり、横断歩道を青信号のうちに渡り切れなかったりすることもあるので、筋力低下のサインを見逃さないようにしましょう
※テキストでは、「つまずきやすい」「歩く速度が遅くなった」という人におすすめのウォーキングを紹介しています。
■『NHKまる得マガジン 毎日テキパキ! お手軽“生活トレ”で快適ボディー』より
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歩くのが遅くなる原因には、2つの理由が考えられます。まず1つは、「ふくらはぎ」の筋力低下です。歩くときは、足首のスナップを効かせて地面を蹴りながら進みますが、ふくらはぎの筋肉が衰えて足首のスナップが弱くなると、前へ進みづらくなります。
もう1つの理由は、「大腰筋」の筋力低下です。大腰筋は下腹部の深いところにある筋肉で、股関節を曲げるときに使います。この筋肉が弱くなると、後ろ脚の振り出しが弱くなり、歩幅が狭くなります。さらに、それと連動して膝が曲がらなくなり、すり足になってつまずいてしまうこともあります。
歩行速度の低下は、日常生活に影響を及ぼします。例えば、目的地に着くのが遅れたり、横断歩道を青信号のうちに渡り切れなかったりすることもあるので、筋力低下のサインを見逃さないようにしましょう
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- 谷本 道哉
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