井山裕太、張栩が出陣! ワールド碁チャンピオンシップ2019

撮影:小松士郎
棋聖戦で激闘を制した井山裕太。10年ぶりの名人復位で国際棋戦に戻ってきた張栩。大盤解説会へ応援に駆けつけた多くのファンの期待を胸に日本代表の二人の戦いが始まる。

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■静のパク・ジョンファン、動の柯潔 井山裕太は一歩及ばず

日本、中国、韓国のトップ棋士8人による、ワールド碁チャンピオンシップ2019が3月18日から20日まで日本棋院にて開催された。数少ない日本主催の国際棋戦で、日本勢の活躍が期待された。日本からの出場は井山裕太九段と張栩九段の二人。張が1回戦で韓国のシン・ジンソ九段に敗れたものの、井山は1回戦を中国の江維傑九段に快勝して奮起する。しかし、準決勝では中国の柯潔九段に惜敗。日本勢の優勝はならなかった。
決勝は柯と韓国のパク・ジョンファン九段。柯は決勝を前に「私は世界戦のタイトルをたくさん獲得して、世界一の自信がある。しかしパクさんは唯一、私のライバルになり得る相手。ベストを尽くす」と自信をのぞかせつつも、けん制した。
武宮正樹九段は決勝の大盤解説中に「パクさんがとても落ち着いていたのに対し、柯さんは落ち着きを感じられなかった。パクさんが勝つのではないか」と予想し、見事に的中。パクが優勝して3連覇となった。柯を相手に終始苦しい形勢だったが、我慢に我慢を重ねて、終局間際での逆転劇だった。
文:永代和盛
■『NHK囲碁講座』2019年7月号より

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