高級品でなくてもOK! まぐろのさくでハレの日ごはん

撮影:新居明子
新連載「実は簡単! ハレの日ごはん」がスタートしました。料理研究家の上田淳子(うえだ・じゅんこ)さんが、“難しいこと抜き”でつくれる、ハレの日のおもてなしにぴったりの一品を毎月紹介していきます。初回はまぐろのごまステーキです。

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このまぐろステーキ、特売の赤身でつくれる。いやむしろ特売の赤身がいい、と聞いたらちょっとうれしくないですか?
パン、パンとごまをくっつけて周りをカリッと焼いただけなのに、このごちそう感。大学生の息子いわく、「友達の前でつくったら絶対『オオッ』て盛り上がるから、ぜひ覚えたい!」そうで。
重要なのは、まぐろの値段より「形」。厚みが均一で角がキチッと垂直な直方体のさくを、「全力で」探してください。そして焼くときは、決して触らず、上から押したりもせず、1面につき数十秒間、じっと待つ。覚えてほしいのはその2点だけです。
添える青みはぜひ、魚介と相性のよいディルを。爽やかでほろ苦いハーブを香りづけや飾りに少々、ではなく、茎から葉を摘んで1パック分を「葉野菜」として楽しむ。これぞハレの日のサラダです。
※つくり方はテキストに掲載しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2019年4月号より

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