皇妃も愛したエディブルフラワーの砂糖漬け

撮影:宮濱祐美子
料理研究家の堤 人美(つつみ・ひとみ)さんの連載「Tsu ke ru 〜 漬けて、おいしいレシピ〜」。2019年4月号では、思わず写真を撮りたくなるほどかわいらしいエディブルフラワーの砂糖漬けのつくり方を教えてもらいました。

* * *

オーストリアの皇妃が愛したという、すみれの砂糖漬け。作曲家のショパンもホットチョコレートに浮かべて飲んでいたのだとか。色とりどりのエディブルフラワーでつくってみたら、お花畑のような、ウエディングブーケのような可憐(かれん)さにうっとり。
フローラルな香りにも、アロマのように癒やされます。花によって風味が違うので、ティータイムのお茶うけやワインやシャンパンに浮かべて、その違いを楽しんで。
彩りにケーキのデコレーションや焼き菓子の生地に混ぜて、愛(め)でても。

■材料(つくりやすい分量)とつくり方

1 エディブルフラワー約60コはサッと洗い、ペーパータオルに伏せるようにのせ、水けを取る。
2 耐熱容器に水大さじ2を入れ、粉ゼラチン1パック(5g)をふり入れて2~3分間おき、ふやかす。ラップをせずに電子レンジ(600W)に20秒間ほどかけて溶かし、水大さじ2を加えて薄める。
3 バットにグラニュー糖500gを広げる。1を1コずつ2にサッとくぐらせて加え、まぶす。バットに広げたまま1~2時間おいて乾かす。
4 花を取り出し、新たなグラニュー糖適量(約100g)と交互に清潔な保存容器に入れる。常温に2日間おく。
[全量530kcal 調理時間20分(常温におく時間は除く)]
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2019年4月号より

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