焼き物の町の楽しみ方

日本有数の陶器の里・茨城県笠間市にある回廊ギャラリー門。風が吹き抜ける心地よい空間。撮影:富貴塚悠太
古来、人々の暮らし支えてきた日用品の多くは、木や土といった自然素材で作られてきました。焼き物も、その1つ。食器はもちろん、水甕(がめ)や壺(つぼ)など生活雑器の多くが各地で生産されてきました。良質な陶土と窯を焚くための薪が豊富な土地に陶工が集まり生まれたのが、こうした焼き物の町。そんな町を歩くポイントを、案内人の旅行ジャーナリスト・津田令子(つだ・れいこ)さんにお聞きしました。次は、どの町を歩きますか?

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■ものづくりの現場で好みの一品を探そう

窯元の多くが工房見学をさせてくれます。陶工の方と直接話せば、理解が深まり、特徴もよくわかるもの。また、さまざまな窯元の作品を販売するギャラリーを見つけるのもポイント。お手頃価格で購入できるのも、現地ならではの魅力。

■体験して五感で器を楽しもう

手びねりやろくろを使って自分で粘土に触れる作陶体験のほか、地元作家の作品を使っている料理店を訪ねて器使いのヒントを見つけるなど、買うだけではない楽しみも満喫して。

■伸びやかな里景色も味わおう

窯元が並ぶ風景はもちろん、山や田畑、古くから信仰を集める神社仏閣など町全体を歩いて、その土地ならではの風景を見つけてみてください。
■『NHK趣味どきっ!海・山・町を再発見! おとなの歩き旅 秋』より

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