低山歩きを楽しむための3つのポイント

月居山は戦国時代の城跡や名瀑・袋田の滝など見どころが多く、濃密な山歩きが楽しめます。撮影:田渕睦深
日本各地に点在する美しい里山や、標高1000メートルに満たない低山。その山道に刻まれた歴史や集落の暮らしに思いを馳(は)せる山歩きには、高い山を踏破するのとはまた違う楽しさがあります。今回は、そんな低山歩きの味わい方をご紹介。清々(すがすが)しい秋の山の空気を味わいに、この週末は、こんな低山歩きへ出かけませんか? 低山トラベラーの大内 征(おおうち・せい)さんに、低山歩きを楽しむためのポイントを教えてもらいました。

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日本全国の低山や里山を歩いてきた大内さん。低山歩きを楽しむためのポイントは「歴史」と「絶景」、そしてそれを見つけるための「準備(下調べ)」にあるそうです。
 

■登る山や山麓の歴史に目を向けよう

人里に近い低山には、いにしえの神話や歴史、人々の生活を今に伝える寺社や史跡、石碑など土地の文化が残っています。歴史を知れば、山歩きの楽しみも深まります。

■絶景や自然美を探して楽しもう

「低山で絶景?」と思うかもしれませんが、実は低山だからこそ出会える風景があります。視点を変えて自然や景色を眺めることで、意外な発見ができるかも!?

■入念な準備で山歩きを充実させよう

「段取り八分」という言葉がありますが、それは山歩きも同じ。登山を充実させるには事前の下調べは不可欠! また、入念な準備は安全にもつながります。
※テキストでは、茨城県最北部の奥久慈地方にある低山・月居山を紹介しています。
■『NHK趣味どきっ!海・山・町を再発見! おとなの歩き旅 秋』より

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