しょうがでキリッと! 甘酢とめんつゆを手づくり

甘酢とめんつゆを手づくり
料理に幅広く使える定番調味料、甘酢とめんつゆにしょうがを加えて手づくり。どちらも冷蔵庫で1か月間ほど保存できて、常備しておくといつもの料理づくりをラクにしてくれます。さらに、漬けたしょうがもおいしく食べられて料理に使えるメリットも。ご飯に混ぜたり、野菜とあえたり、食べ方はいろいろ。ぜひたっぷり使ってください。フードコーディネーター、料理研究家の尾身奈美枝(おみ・なみえ)さんが提案します。

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■しょうが甘酢

混ぜるだけでできる、しょうが風味の甘酢
しょうがのピリッとした刺激が甘酢にピッタリ。炒め物に使ってさっぱりさせたり、ドレッシングやすし酢に使ったりと、夏にうれしい調味料です。定番の酢の物もすぐつくれ、湯むきしたトマトにかけるだけでも美味。材料は混ぜるだけ!
加熱しないほうが酢の酸味がとばずにすみ、日もちがします。新しょうがでも普通のしょうがでも同じようにできますが、新しょうがを使うとピンク色の甘酢になります。ピンク色にならなくても味や香りに差はありません。
材料(つくりやすい分量)
酢 カップ1と1/2
砂糖 カップ1/2(65g)
塩 小さじ2
しょうが(せん切り) 100g
酢、砂糖、塩をボウルに入れ、砂糖と塩が溶けるまでよく混ぜてしょうがを加える。密封容器に入れ、冷蔵庫で1か月間保存できる(または密封容器に酢、砂糖、塩を入れ、砂糖と塩が溶けるまでよくふり、しょうがを加える)。
[調理時間5分]

■しょうがめんつゆ

しょうがでキリッと味を引き締めためんつゆ
だしパックは中身を出して使うと味がよく出ます。だしの粉末などが気になる人はパックのまま使ってもOK。塩分などの調味料を含まないものがおすすめ。また、かつお節と昆布、干ししいたけなど複数の素材を使った混合だしのほうがコクが出ます。しょうがの量は、好みで加減してください。そうめんのつゆにするには、めんつゆと水を1 :1の割合で合わせて。市販の2倍濃縮のめんつゆとほぼ同様と考えてください。つけつゆから煮物、炒め物の味つけなど幅広く使えます。
材料(つくりやすい分量)
しょうゆ カップ3/4
みりん カップ3/4
酒 カップ1/2
しょうが(せん切り) 100g
だしパック(市販/食塩不使用のもの)
3パック(30g)
1 鍋にしょうゆ、みりん、酒とだしパックを破って中身を入れて中火にかける。煮立ったら弱火にし、2分間ほど煮て火を止め、そのまま冷ます。
2 完全に冷めたらペーパータオルでこす。しょうがを加え、密封容器に入れる。冷蔵庫で1か月間保存できる。
[調理時間15分(冷ます時間は除く)]
※テキストではしょうが甘酢、しょうがめんつゆを使ったアレンジレシピを紹介しています。併せてお楽しみください。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2018年8月号より

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