もう一花咲かせよう! 春&夏の花

ベゴニア・センパフローレンスは株元ギリギリまで切ります。撮影:岡部留美
春や夏から育てて花を楽しんだ植物は、夏を越して疲れ気味の時期。でも、株をリフレッシュさせることで、秋にもう1回開花させることができます。「ポイントは剪定と、植物によっては根切り、土替え。いずれも遅くなりすぎない時期に行うことが大切です」とアドバイスするのは、園芸研究家の金子明人さんです。

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春や夏に花を咲かせたあと、ぐんと伸びた草花や花木。9月初めに切り戻しをしておけば、10月に再び花を楽しむことができます。夏バテ気味のまま咲き続けさせずに、切り戻して新しい芽を出させることで、いい花が咲きやすくなるのです。
植物によっては、根切りと土替えも行いましょう。鉢の中が根でいっぱいになってしまうと根の活性が落ちますが、先端を切ると新しい根が伸びて、水や肥料を吸いやすくなります。このとき新しい土を入れると根が伸びやすくなるので、土替えも忘れずに行います。
作業の適期は、どの花も9月2週目ごろまでが目安。剪定後に再び成長して開花するまでに、1か月〜1か月半ほど時間がかかるため、涼しくなり始めてから作業をしたのでは、開花時期には気温が下がりすぎて咲かないおそれがあります。まだ暑さが残る時期を逃さず、作業に取りかかりましょう。
※テキストでは、ペチュニア、ベゴニア・センパフローレンス、クレマチス、バラの手入れ法を詳しく紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2018年9月号より

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