多肉植物を大きく育てる3つのポイント
- 8年目、15年目の株は輸入株であり、栽培年数と大きさの目安です。撮影:田中雅也
大きく育った多肉植物は、存在感たっぷりで、とにかくかっこいい! 入手しやすい小さな株から、立派な大きな株に育てるのは、じつは、そんなに難しくありません。すくすく育つ様子を見るのは、毎日の喜び! ぜひ挑戦してください。園芸家の赤松佳奈(あかまつ・かな)さんに大きく育てるコツを教えてもらいました。
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■大きく育てる3つのポイント
多肉植物の栽培では、水やりは「辛め」にして締めて育てる、といわれてきましたが、最近は水と肥料をしっかり与え、大きくかっこいい株を育てよう! というスタイルがメジャーになりつつあります。基本の栽培法を踏まえつつ、この夏からは、3つのポイントを押さえて、健康的で大きな株に育てましょう。
1 土が乾ききる直前に水と肥料を
成長期には水やりの回数をふやし、水やりの3回に1回は薄い液体肥料(※1)をたっぷり施すのが、基本の育て方。土が完全に乾ききる直前に与えるというペースが目安です。水やりの頻度は、株の状態、置き場や用土によって変わるので、植物と土の様子をよく観察しましょう。鉢の中がずっとぬれている状態はNGです。
※1 N-P-K=6-10-5などの液体肥料を2000倍に薄めたもの。記事中の液体肥料はすべてこれを使います。
水はけのよい用土に植える
水を多く与えるぶん、用土は水はけのよいものを使います(赤玉土2、鹿沼土1、軽石1など※2)。市販の多肉植物用培養土に赤玉土を2割ほど加えて使うのもおすすめです。水はけのよい土を使って水やりの頻度をふやし、湿る〜乾くのサイクルを早めることで成長が促され、早く大きく育ちます。
※2 配合する用土の粒のサイズは鉢の大きさに合わせて、鉢が小さいほど細かい粒の土を使います。
日当たりと風通しは必須
成長期は、少なくとも1日4〜5時間の日照を。盛夏は午前中の光を当て、午後の西日は避けます。日照不足だと徒長して形が悪くなってしまいます。また、風通しが悪く蒸れると、変色したり腐ったり、ひどいときには枯れてしまいます。かっこいい姿に育てるためにも大事なポイントです。
■『NHK趣味の園芸』2018年8月号より
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■大きく育てる3つのポイント
多肉植物の栽培では、水やりは「辛め」にして締めて育てる、といわれてきましたが、最近は水と肥料をしっかり与え、大きくかっこいい株を育てよう! というスタイルがメジャーになりつつあります。基本の栽培法を踏まえつつ、この夏からは、3つのポイントを押さえて、健康的で大きな株に育てましょう。
1 土が乾ききる直前に水と肥料を
成長期には水やりの回数をふやし、水やりの3回に1回は薄い液体肥料(※1)をたっぷり施すのが、基本の育て方。土が完全に乾ききる直前に与えるというペースが目安です。水やりの頻度は、株の状態、置き場や用土によって変わるので、植物と土の様子をよく観察しましょう。鉢の中がずっとぬれている状態はNGです。
※1 N-P-K=6-10-5などの液体肥料を2000倍に薄めたもの。記事中の液体肥料はすべてこれを使います。
水はけのよい用土に植える
水を多く与えるぶん、用土は水はけのよいものを使います(赤玉土2、鹿沼土1、軽石1など※2)。市販の多肉植物用培養土に赤玉土を2割ほど加えて使うのもおすすめです。水はけのよい土を使って水やりの頻度をふやし、湿る〜乾くのサイクルを早めることで成長が促され、早く大きく育ちます。
※2 配合する用土の粒のサイズは鉢の大きさに合わせて、鉢が小さいほど細かい粒の土を使います。
日当たりと風通しは必須
成長期は、少なくとも1日4〜5時間の日照を。盛夏は午前中の光を当て、午後の西日は避けます。日照不足だと徒長して形が悪くなってしまいます。また、風通しが悪く蒸れると、変色したり腐ったり、ひどいときには枯れてしまいます。かっこいい姿に育てるためにも大事なポイントです。
■『NHK趣味の園芸』2018年8月号より
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