牛乳が余ったら便利なカッテージチーズに
- 撮影:木村 拓(東京料理写真)
料理研究家の瀬尾幸子さんが、余りがちな食材をちょっとの手間で上手にストックし、もっとおいしく使いきる方法を紹介する連載「賢い冷蔵庫」。今回は牛乳をカッテージチーズにするワザです。
* * *
子どものころ、牛乳からチーズをつくったことはありませんか?
牛乳に酸を加えて熱すると、モロモロとした塊と、透明の液体とに分かれてきます。このモロモロがカッテージチーズで、とても便利に使えます。
牛乳を鍋の中央がフツフツとするまで温めたら火を止めて、レモン汁を加えて静かに混ぜます。途中膜がはることもありますが、気にせず混ぜてしまって大丈夫。粗熱が取れて、分離してきたらこして、水分たっぷり、ソフトなチーズの完成です。
カッテージチーズは、いざ使おうというときに売っていないことも多い食材。でも、この自家製カッテージチーズならば、身近な材料ですぐつくれます。くせがなく、酸味も強くないので、使い勝手がよいのが魅力的。グラタンのホワイトソースがわりに使ったり、トーストにのせてはちみつをかけて食べたりなど、ちょっとしゃれた料理がグンと身近になります。
牛乳1Lから結構な量ができ上がりますので、小分けにして冷凍がおすすめ。また、こしたあとに残る液体は乳清(ホエー)で、栄養満点です。肉を漬け込んだり、ドリンクにしたりと、こちらも活用してください。
■材料とつくり方(つくりやすい分量)
鍋に牛乳1Lを入れて中火にかけ、煮立たせる。火を止めてすぐにレモン汁大さじ2〜3を加えて静かに混ぜ、分離してくるまでおく。厚手のペーパータオルかガーゼでこし、清潔な容器で保存する。冷蔵で10日間ほどもつ。冷凍の場合は小分けにし、冷蔵室で自然解凍する。2か月を目安に使いきる。
[全量550 kcal 調理時間15分]
※テキストでは自家製カッテージチーズのアレンジレシピを紹介しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2018年5月号より
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子どものころ、牛乳からチーズをつくったことはありませんか?
牛乳に酸を加えて熱すると、モロモロとした塊と、透明の液体とに分かれてきます。このモロモロがカッテージチーズで、とても便利に使えます。
牛乳を鍋の中央がフツフツとするまで温めたら火を止めて、レモン汁を加えて静かに混ぜます。途中膜がはることもありますが、気にせず混ぜてしまって大丈夫。粗熱が取れて、分離してきたらこして、水分たっぷり、ソフトなチーズの完成です。
カッテージチーズは、いざ使おうというときに売っていないことも多い食材。でも、この自家製カッテージチーズならば、身近な材料ですぐつくれます。くせがなく、酸味も強くないので、使い勝手がよいのが魅力的。グラタンのホワイトソースがわりに使ったり、トーストにのせてはちみつをかけて食べたりなど、ちょっとしゃれた料理がグンと身近になります。
牛乳1Lから結構な量ができ上がりますので、小分けにして冷凍がおすすめ。また、こしたあとに残る液体は乳清(ホエー)で、栄養満点です。肉を漬け込んだり、ドリンクにしたりと、こちらも活用してください。
■材料とつくり方(つくりやすい分量)
鍋に牛乳1Lを入れて中火にかけ、煮立たせる。火を止めてすぐにレモン汁大さじ2〜3を加えて静かに混ぜ、分離してくるまでおく。厚手のペーパータオルかガーゼでこし、清潔な容器で保存する。冷蔵で10日間ほどもつ。冷凍の場合は小分けにし、冷蔵室で自然解凍する。2か月を目安に使いきる。
[全量550 kcal 調理時間15分]
※テキストでは自家製カッテージチーズのアレンジレシピを紹介しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2018年5月号より
- 『NHKきょうの料理ビギナーズ 2018年 05 月号 [雑誌]』
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