必要なときに収穫できて便利! プランターで育てるショウガ

秋の根ショウガの収穫。タネショウガ(いちばん下の茶色いショウガ)の上に、新しい根ショウガ(新ショウガ)ができる。撮影:成瀬徹也
必要なときに、プランターからサッと収穫できると便利な香味野菜。なかでもショウガは、管理がラクでお手軽さが魅力。病害虫に強く、虫が苦手な人にもオススメです。プランターの場合は、タネショウガを購入するときに、小ぶりの小ショウガ品種を選びましょう。葉ショウガ、根ショウガ(新ショウガ)と2段階で味わえるのも、自家製ならでは。園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんに、栽培の流れを教えてもらいました。

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■Step1 半分の土でタネショウガを植えつける

根ショウガはタネショウガの上にできるので、土を足しながら栽培します(増し土)。増し土分のスペースを残すために、初めは半分だけ土を入れて、タネショウガを植えつけます。(適期:4月下旬〜5月下旬)

■Step2 2回に分けて増し土と追肥をする

植えつけの約2か月後、葉が6〜8枚になったら、新しい培養土を3〜5cm足します(増し土)。増し土後に、水で規定の倍率に薄めた液体肥料を施します。植えつけの約4か月後(葉が16〜18枚)にも、同様に2回目の増し土と追肥をします。

■Step3 夏に葉ショウガ、秋に根ショウガを収穫する

1回目の増し土のころ、間引きを兼ねて葉ショウガが収穫できます。混み合った部分の株元を手で押さえ、地中のショウガを折り取って収穫します。秋に葉が黄色く枯れてきたら、株ごと掘り上げて根ショウガを収穫します。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2018年4・5月号より

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