和の観葉植物で寄せ植えを楽しむ

撮影:田中雅也
多様な葉の形や色が楽しめるだけでなく、日陰でも育つ丈夫さももつ植物たち。組み合わせの妙を楽しむ寄せ植えにして、室内やベランダなど、シーンに合わせた仕立てで、育ててみましょう。和の観葉植物の魅力を、園芸研究家の山口まりさんに伺いました。

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■個性豊かな和の観葉

ツワブキ、ヤツデ、ヤブランなど、古くから日本人に親しまれてきた植物たち。これらは、江戸時代に花開いた植物の葉の変化を愛でる文化によって、個性的な形や模様(斑〈ふ〉)をもつよう品種改良が盛んに行われました。多様な葉を楽しめるこれらの植物たちは、いわば「和の観葉植物」といえるでしょう。

■丈夫で日本の気候に合う

和の観葉植物の多くは、日本や東アジアが原産です。性質が日本の気候に合っているので、高温多湿や寒さにも強く、栽培が比較的やさしいことが大きな魅力です。また、本来は森や林の中で樹木の足元に生えているため、日陰に耐える、あるいは日陰を好む種類が多いのも特徴です。

■寄せ植えで一年中楽しめる

常緑性なので、緑が恋しいこの時期にはうってつけです。生育もゆっくりなので、寄せ植えのまま長く楽しめます。

■室内で楽しむ寄せ植え

近くで観賞することの多い室内用の寄せ植えは、ダイナミックなオモトの株姿と繊細な葉をもつ植物のバランスが大切。コケと化粧砂を使い細部までていねいに植えつけます。

主役となるオモトを生かすよう、合わせる植物はあまり大きくならず、主張しないものを選びましょう。ヤブコウジは背の高くならない品種'天の川’を使用します。
上部に広がる扇形のオモトの姿に合わせ、鉢も上部が広がるタイプに。室内で観賞するなら、陶器鉢など清潔感がある鉢を選ぶとよいでしょう。

■ベランダで楽しむハンギング

少し離れたところから観賞することを意識して、大ぶりの葉や垂れ下がるような葉を組み合わせました。細く風に揺れる葉を入れることで全体がふんわりと仕上がります。

 


葉にインパクトのあるヤツデを主役に、外側にはふわっと広がるカンスゲ、奥に背の高くなるアオキ、足元にフッキソウを植えました。ハンギングでは、バスケットの側面が隠れるよう、垂れ下がったり広がったりする葉を選びましょう。
また、葉の雰囲気が異なるものを隣どうしに配置すると全体のバランスがまとまります。
※それぞれの寄せ植えの作り方はテキストで詳しく紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2018年1月号より

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