ケータイ小説No.1が決定「第4回iらんど大賞」発表

 1月26日に『第4回 iらんど大賞』ケータイ小説部門の受賞作品が決定しました。最優秀賞は『お女ヤン!! 5』(岬・著)。2月25日にアスキー・メディアワークスより書籍が発売されることが決まっており、賞金50万円も贈られました。

 これまで『携帯彼氏』『激♥恋』などの人気作を世に出してきた同賞。月間ページビューが35億を超える日本最大級のケータイ小説サイト「魔法のiらんど」が発表する賞とあって、今回の投票対象作品は約200万。10代から20代前半のいわゆる「ケータイ世代」を中心とした読者の投票をもとに年間ナンバーワンが決定しました。

 『お女ヤン!! 5』の主人公は、学校では"超お嬢様"だが、じつは男勝りでガサツな女子高生。本性が他校の不良男子にばれたことから始まるラブコメディです。この作品を書き始めたのは、「実家での夏休みの暇つぶし」だったという著者。「最優秀という素晴らしすぎる賞をいただけた事が本当に本当に信じられません」と喜びのコメントを発表しました。

 7つすべての受賞作の書籍化が予定されていますが、「NHK賞」は今夏ドラマ化のご褒美も。受賞したのは『金魚倶楽部』で、著者の椿ハナは「ピュアクラブ部門賞」(『崩れかけのプロポーズ』)とのダブル受賞となりました。

 その他受賞作は以下のとおり。「泣ける部門賞」『たった15分』(エリ・著)、「切ない部門賞」『Love Letter』(りん・著)、「ノンフィクション部門賞」『to You...』(朋美・著)、『ずっと、大切な人』(あい・著)。

 独自の文化を築いてきたケータイ小説。本格的な電子書籍時代を迎えて、どんな進化を遂げていくのか、興味を覚えるところです。

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