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杉山すぴ豊の、アメキャラ映画パラダイス

第74回 この夏、あの人気ホラーキャラがカムバック! ホラー映画界のスター、チャッキーの魅力!

映画『チャイルド・プレイ』 7月19日(金)公開!

X-MEN: ダーク・フェニックス』(傑作です!)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(最高です!)が公開され、ヒーロー映画も一息。後は『ヘルボーイ』と『ジョーカー』を待つわけですが、今年ホラー映画の話題作が続々と公開されることも楽しみです。

いまわかっているだけでも『アナベル 死霊博物館』、『Us』、『IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。』『Crawl』(ワニ映画!!)、『ドクター・スリープ』(『シャイニング』の続編!)と目白押しです。

そしてこの夏、あの人気ホラーキャラがカムバック!『チャイルド・プレイ』が公開されます。

1988年(日本公開1989年)から始まったホラー映画シリーズ。かわいらしい人形が邪悪な殺人鬼となって人々を襲います。人形にからむホラーというのはいくつかあるのですが、このシリーズに登場するチャッキーが一番有名ではないでしょうか?
(最近では『死霊館』シリーズのアナベルちゃん人形も有名ですが)愛らしさと邪悪さが同居しており、たちまちホラー映画界のスターになりました。

ホラー映画の有名キャラといえばフランケンシュタインの怪物、狼男、ドラキュラ、ミイラ男等がクラシック・モンスターズとして有名。
そして70−90年代に入り、『悪魔のいけにえ』のレザーフェイス、『13日の金曜日』シリーズのジェイソン、『ハロウィン』のブギーマン、『エルム街の悪夢』のフレディあたりが台頭してきます。
チャッキーもこのあたりの怪人たちと"同期"でしょうね。スピルバーグの『レディ・プレイヤー1』でもフィーチャーされてましたからホラー・カルチャーのアイコンにもなっています。

今回の『チャイルド・プレイ』は1作目の、30年ぶりのリメイクとなります。殺人人形となったチャッキーがシングルマザーとその息子に災いをもたらす、というプロットは共通ですが、チャッキーのオリジン(誕生秘話)について大きな変更がなされています。
オリジナルでは、おもちゃの人形に凶悪犯の魂が憑依する、という極めて怪談めいた存在でした。しかし今度のチャッキーはAIで動くハイテク人形であり、インターネット家電をコントロール出来る人型デバイス。そしてこのAIが暴走し、というSF的脅威です。

こうした設定の変更がファンの間で賛否をよんではいます。ただ"愛らしい人形が包丁を振りかざして迫ってくる"という、これぞ!チャッキーな見せ場はたっぷり楽しめるし、この声を演じているマーク・ハミル(そうあの『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカー。しかし彼はバットマンのアニメで怪人ジョーカーも担当しています)の快演にして怪演もあって楽しめます。

それでも昔のチャッキーの方がいい、という方はご安心ください。今までのチャッキー映画をベースにしたドラマ・シリーズが、この映画とは別に作られるそうです。

新しいチャッキーはデジタル・テクノロジーを使って家電をコントロールし襲い掛かってきますが、結局、それによって起きる現象というのはポルターガイストそのものです。
例えばテレビや照明がひとりでにつく、みたいなものは昔からオカルト映画で描かれてきた表現ですが、いまの時代はまさに同じようなことがスマホでできてしまいます。
テクノロジーが実現することは魔法とか超常現象と同じなのですね(笑)

アメリカでは同じ動く人形のよしみ(?)から『トイ・ストーリー4』と公開日が同じで、トイ・ストーリーをいじる広告を展開してきました。なので『チャイルド・プレイ』自体がホラー版トイ・ストーリーを目指した作品と思われる方がいるかもしれませんが、『トイ・ストーリー』は1995年公開なので、チャッキーの方が先輩です(笑)

(文/杉山すぴ豊)

映画『チャイルド・プレイ』 7月19日(金)公開!
公式サイト:https://childsplay.jp

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杉山すぴ豊

アメキャラ系ライターの肩書きで、アメコミ・ヒーロー映画やSF、モンスター映画についての伝道活動を、雑誌、TV、WEB等で展開。 映画「アメイジング・スパイダーマン」「アベンジャーズ」の劇場パンフレットにも寄稿しています。映画「サラリーマンNEO劇場版(笑)」にCMクリエーター役でなぜか出演。 AOL等でもコラム展開中。
また人気と評判の(笑)ブログはこちら http://supi.wablog.com/

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