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杉山すぴ豊の、アメキャラ映画パラダイス

第68回 2019年は『アクアマン』から!

『アクアマン』 2月8日(金)公開!

2019年のアメコミ・ヒーロー映画シーンはアクアマンから始まります。
2月8日(金)『アクアマン』日本公開。すでにアメリカや中国等で公開されており記録的な大ヒットとなっています。アクアマンはスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン等を有するDCコミックに属するヒーロー。2年前に公開されたDCヒーローたちが集合する映画『ジャスティス・リーグ』ですでに活躍していますが、本作はアクアマンだけに焦点をあて、そのオリジン(誕生秘話)を描きます。

正直「ジャスティス・リーグ」とか観てなくても全然OKですし、アメコミの知識とか全くなくて大丈夫です。ヒーロー物というよりも壮大なアクション・アドベンチャーに仕上がっており、SF、ファンタジー、アクション映画が好きなら楽しめるエンタテインメントです。
『アバター』『ロード・オブ・ザ・リング』『パイレーツ・オブ・カリビアン』そして『リトル・マーメイド』(笑)が好きなら楽しめるでしょう。

とはいえアクアマンとはどういうヒーローなのか、ご説明しましょう。
アクアという言葉からもわかるとおり、水に関係した超人です。海底王国アトランティスの王家の血をひく男であり、海底人と地上人(つまり僕ら人間)のハーフです。海で活躍するヒーローです。(日本にも「海底人8823」「海底少年マリン」「海のトリトン」とか海底系ヒーローはいますね)

1941年のMore Fun Comics 73号でデビューです。このころのヒーロー物は初登場の回からいきなりヒーローとして活躍しているものもあって、後からオリジンが語られるパターンも多いのです。アクアマンもその例にもれず、ナチスの潜水艦の攻撃を受けた民間船の人々を救うため、どこからともなく(海の底から)アクアマンがやってくる、というお話でした。

アクアマンの最初のセリフは"SEE THE SEA=海を甘く見るな!"と言って悪党たちにキックします。
悪党たちはアクアマンを捕まえて、典型的な"重しをつけて海に沈める"をするのですがアクアマンは海の中に入った方が無敵! 大逆転します。

アメコミのスーパーヒーロー物は1938年のスーパーマンのデビューをもって始まりました。ある意味スーパーマンは地上最強、いろいろな超能力を持っているわけですが、その後に登場するヒーローは彼との差別化がポイントだったわけです。だから宇宙人であるスーパーマンに対し人間であるバットマン、男であるスーパーマンに対し女であるワンダーウーマン。恐らく地上では最強のスーパーマンに対し、海では最強のアクアマンが生まれたのだと思います。
スーパーマンは赤と青のコスチュームですがアクアマンはオレンジと緑色であり、色からしてスーパーマンとの差別化をはかっているわけです。
映画の方もスーパーマン映画は彼の飛行シーンとか空中戦のアクションですが映画『アクアマン』は今までにない斬新な海中アクションの見せ場で楽しませてくれるのです。DCのライバルであるマーベルのヒーロー映画でもまだ水中ヒーローはデビューしていないので、そういう意味でも斬新です。

さて『アクアマン』を皮切りに今年も沢山のアメコミ・ヒーロー映画が封切られます。
文字通り『アクアマン』が今年のヒーロー映画の水先案内人になってくれそうです。

(文/杉山すぴ豊)

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『アクアマン』
2月8日(金)公開!

監督:ジェームズ・ワン
出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、パトリック・ウィルソン、ウィレム・デフォー、ニコール・キッドマン、ドルフ・ラングレン
配給:ワーナー・ブラザース映画

原題:Aquaman
2018/アメリカ/143分
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/aquaman/
(c) 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved""TM & (c) DC Comics"

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杉山すぴ豊

アメキャラ系ライターの肩書きで、アメコミ・ヒーロー映画やSF、モンスター映画についての伝道活動を、雑誌、TV、WEB等で展開。 映画「アメイジング・スパイダーマン」「アベンジャーズ」の劇場パンフレットにも寄稿しています。映画「サラリーマンNEO劇場版(笑)」にCMクリエーター役でなぜか出演。 AOL等でもコラム展開中。
また人気と評判の(笑)ブログはこちら http://supi.wablog.com/

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