女子高生もヤクルトレディも超能力者に。笑って泣ける韓国発ヒーロー映画『ハイファイブ!』
10月16日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
『サニー 永遠の仲間たち』『スウィング・キッズ』のカン・ヒョンチョル監督が、前作から7年ぶりに手がけた最新作『ハイファイブ!』が、10月16日(金)に日本公開される。韓国では2025年5月30日の公開からわずか9日で観客動員100万人を突破、最終的には約189万人を動員する大ヒットとなった話題作だ。
ある男の臓器を移植された5人は、その日、規格外の"超能力"を手に入れた。時速100kmで街を駆ける「心臓」。万物を吹き飛ばす「肺」。全デバイスを掌握する「角膜」----。共通点はただひとつ、ドナーが同じだということだけ。境遇も性格もバラバラな5人は、前代未聞の寄せ集めヒーローチームを結成する。しかし、同じドナーの「膵臓」を移植された男が現れる。5人の"臓器"を奪い尽くし、「神」になろうとする男に5人はどう立ち向かうのか。
見どころは、なんの変哲もない5人の"普通さ"だ。
時速100kmで走れるようになった女子高生やヤクルトレディのおばちゃんや自由人のお兄さんや工事現場のおじさん、脚本家志望のおじさんと、5人全員が普通。特殊能力を持ったことに、テンションが上がってみんなで呼び名を決めてみたりワイワイ楽しみ、その様子はみていて楽しいけれど敵が現れたとしてもそこら辺のチンピラと戦うくらいで精一杯という感じなのだが力を合わせ戦うことはできるのか?
対して、5人の臓器を奪いに来るおじいさんは財団の教祖としてあがめられていて見るからに悪い奴。本当によくある「金はやるから言うこと聞け」と言わんばかりの嫌味な台詞と冷酷さで人のことを駒としてしかみていない悪いおじいさん。移植された膵臓の特殊能力を使って5人の前に立ちはだかる。
頼りない彼らが本当に戦えるのか、というハラハラも本作の魅力になっている。途中に挟まれる5人それぞれの過去を深掘りするシーンも丁寧に描かれ、作品に深みとキャラクターの厚みを与えている。
笑いあり、しんみりする瞬間ありで、見終えたあとには自然と笑顔になれる一作。カン・ヒョンチョル監督の作品はやはり外れがないと、あらためて確信させられた。
(文/杉本結)
『ハイファイブ!』
10月16日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:カン・ヒョンチョル
出演:イ・ジェイン、アン・ジェホン、ユ・アイン、ラ・ミラン、キム・ヒウォン、オ・ジョンセ、シン・グ、パク・ジニョン
配給:クロックワークス
2025/韓国/119分
公式サイト:https://klockworx.com/movies/hifive/
予告編:https://youtu.be/8sIaMPx_CQU?si=daOrNVB7Wc2COZtr
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