『ヴェノム』ジャパンプレミアの様子
いよいよ日本での公開が11月2日(金)に迫ったマーベル最新作『ヴェノム』。全米では10月公開作品の歴代最高オープニング成績記録を樹立! 全米を筆頭に世界中でヴェノム現象が巻き起こる中、いよいよ日本にヴェノムが降臨......! ジャパンプレミアは、レッドカーペットならぬブラックカーペットで会場が彩られ、最も残虐なダークヒーローを迎えるための準備が完了。今回は、熱気溢れる『ヴェノム』ジャパンプレミアの模様を徹底レポートしちゃいます!
スパイダーマンファンの獅童さん「すごくプレッシャーを感じました」
長く気味の悪い舌が見事に再現された衝撃的なビジュアルのヴェノムトラック。その前に現れたのは主人公エディ・ブロックを演じた人気声優の諏訪部順一さん、ヒロインのアンを演じた中川翔子さん。そして、ヴェノムの声を担当した中村獅童さんが、"寄生"され登場! 顔の半分もヴェノムになっちゃった中村獅童さん。ヴェノムスーツに「なかなか暖かいです」とコメントしました。
ヴェノムトラック、そして獅童さんヴェノムの迫力に、諏訪部さんは「すごいですね。日本中のちびっこがおしっこ漏らしちゃいますね」とコメント。「この巨大ヴェノムにも勝るほどの悪としての存在感! さっきエレベーターで真後ろに獅童さんがいて死ぬかと思いました(笑)」と、中川さんも驚いた様子。
ヴェノムの声を担当した中村獅童さんといえば、大のスパイダーマン好きとしても有名。スパイダーマン最大の宿敵を演じることになり「人気のあるマーベル最大の宿敵ですから、やはり責任がありますね。すごくプレッシャーを感じました」と当時の心境を明かしてくれました。「スパイダーマン大好きなので、少しでも関わることができて光栄でした」(獅童さん)。
一方、ヴェノムに寄生されたエディを演じ、獅童さんと劇中で"一体化"した諏訪部さんは、「ヴェノムとエディは、非常に良いバディーです。獅童さんともバディーな感じで表現ができたかなと感じます」とコメント。
マーベル作品初挑戦の中川さんは、ヒロイン役が決定したときにリアルにバンザイして喜んだのだとか。「マーベル映画は、間違いなくぶっ飛んでいて面白いという確約された歴史があります。"芸能人が吹き替えに挑戦"みたいなのは許せないっていう気持ちが私にもわかりますので、マーベルファンの皆さんが、絶対に作品に没頭できるよう、監督にもビジバシと指導をいただき何度も何度も納得がいくまで頑張りました!」(中川さん)
「女子のみなさんにもおすすめしたい!」(中川さん)
見どころを聞かれたキャストのみなさん。やっぱり、大迫力のアクションに魅了されたようです。「大きなスクリーンでこの映画を体感してもらいたい。オリジナル版と吹き替えと二度見ていただけたら嬉しいです」(獅童さん)、「まず"面白い!"という言葉が第一に出てきます。怖い部分もあるんですが、ホラーが苦手という方でも楽しめる作品に仕上がっています」(諏訪部さん)。
続いて、中川さんは「アトラクションのようでめちゃくちゃ面白いです! マーベル作品の中で、ものすごい存在感を放っています。マーベル映画をまだ見たことがないという女子のみなさんにもおすすめしたい! トム・ハーディーの色気、そしてお二人の声の掛け合いとバディームービーとしてのクオリティ! そしてヒロインのアンもすごくぶっ飛んでいます!」とエキサイティングな感想を聞かせてくれました。
極悪ヴェノムの人気の秘訣は、ちょっとした可愛らしさ!?
ヴェノム、最悪極悪なイメージがあるのに、なんでこんなにも人気なのか? それは、どこか少し可愛らしさがあるからなんです。「怖いけど、ちょっと可愛いに変わってくる。寄生していただきたい!といった快感がありますね」(中川さん)。獅童さんも演技するにあたり、怖さだけでなく、微妙な可愛らしさが出るように意識したそうです。恐怖でしかないビジュアルなのに、一体どんな可愛らしさがあるのか......? ますます公開が楽しみになりました!
UVERworldの世界観とはまた違った楽曲!
そして! なんとスペシャルゲストとして主題歌を担当したUVERworldさんが応援に駆けつけました。ハリウッド映画に楽曲を提供するのは初めてだというUVERworldさん。フロントマンを務めるTAKUYA∞さんは「メンバーみんなが驚いて、すごく嬉しかったです。大好きなマーベル作品ですから、気合い入れて話し合って作業に取り組みました」と最初にこのオファーが来たときの心境を明かしてくれました。
さらに「普段のUVERworldの世界観とはまた違った曲作りでした。ヴェノムの世界観を崩さないように、いつもの自分たちにないダークなものを出していくように心がけて作っていきました。細かい音がたくさん入っているんですが、その質感は、よりダークなものを選んでいきました」とファンにはたまらない作曲時のエピソードまで披露! 観客の興奮を煽ってくれるクール&ダークな楽曲は、要チェックです。
最後に獅童さんは「僕の大好きなスパイダーマンの最大の宿敵を演じられて大変光栄でした。マーベル史上最も悪の存在、1つのボディに2つのキャラクターが宿るダークヒーローを、みなさんぜひ映画館で作品を楽しんでください!」と挨拶してくれました。
そして、ヴェノムトラックが始動。獅童さんが「俺達は!」と叫び、会場が「ヴェノムだ!」とレスポンスすると、大迫力の黒テープが舞い、イベントが終了。この病的とも思われるような胸の高鳴りは、寄生レベル高し......!! もう、公開が待ちきれないです。
(取材・写真・文/トキエス)
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『ヴェノム』
11月2日(金)より全国ロードショー
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:スコット・ローゼンバーグ&ジェフ・ピンクナー、ケリー・マーセル、ウィル・ビール
出演:トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド、スコット・ヘイズ、リード・スコット
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
原題:VENOM
2018/アメリカ/112分
公式サイト:http://www.venom-movie.jp
《誰もが望む、歴史的偉業》を発見した<ライフ財団>。
それは、世界を変えるはずだった――。
正義感溢れるジャーナリスト、エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、
そのライフ財団が人体実験で死者を出しているという噂を突き止めるために取材を試みるも、
人体実験の被験者との接触により、"シンビオート"(地球外生命体)に寄生されてしまう。
この意思を持った生命体が語りかける声が聞こえ始めたエディの体には、
とてつもない変化が起きていた。彼の中で解き放たれた<悪>が、体を蝕み、増殖していく――。
エディと一体となったヴェノムは、「俺たちは――ヴェノム」と名乗りをあげ、
ヴェノム誕生の時がついに訪れた!