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映画ジャーナリスト・斉藤守彦さんの新刊、12月上旬発売! 80年代ラバーは特にぜひ!

『80年代映画館物語』

80年代映画館物語
『80年代映画館物語』
斉藤 守彦
洋泉社
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honto

こんにちは。映画部!です。
今日はお知らせです!

弊サイトで映画の「本」の書評を連載してくださっている、映画ジャーナリストの斉藤守彦さんの、新刊が発売されます。タイトルは『80年代映画館物語』。傑作から珍作まで多種多様な作品が生み出された映画黄金期ともいえる80年代。この時代に映画館に通っていた人たちも、まだうまれていなかった人も、きっと胸アツになれそうです。

発売は12月上旬予定!
詳しくは下記をご覧ください。


***

圧巻!! 320ページ中94ページが映画館番組表!!
斉藤守彦最新作「80年代映画館物語」!!
12月上旬、発売開始!!

●映画ジャーナリスト/アナリスト・斉藤守彦が、昨年大反響を呼んだ「映画宣伝ミラクルワールド」に続いて放つ新作書籍「80年代映画館物語」の発売が、12月上旬と決定した。現在アマゾンなどで予約を受け付けている。
発行:洋泉社、定価:2500円+消費税。

●本書は1980年正月から89年末までの、所謂80年代の10年間に公開された映画と映画館について、様々なエピソードを綴ったものである。

●著者の斉藤守彦は、今回の自作について次のように語っている。
「映画と映画館の関係について、ずっと気になっていることがありました。なぜ"映画"のことばかり語って、"映画館"について語らないのだろうか?この疑問を解決すべく、映画と映画館の関係を、深く取材・考察した本を構想しました。80年代という時代を選んだのは、まさに何でもありの時代だったからです。映画界においても老朽化した大劇場が閉館し、ビル内に複数のスクリーンを持った映画館が誕生するかと思えば、ミニシアターが続々と産声をあげ、「今、東京では世界中の映画を見ることが出来る」とまで言われた時代。そんな80年代の映画と映画館の喧噪を演出した人たちに直接お話を聞き、それが現在にどんな影響を与えたか。それを知ることは、単にノスタルジーに浸るだけではなく、これからの映画産業にとって重要なヒントが隠されているかもしれないと考えたからです」。

●全320ページの大冊。そのうち94ページを「80年代都内主要館番組表」に費やし当時の大劇場、ミニシアターがどのような作品を上映したか、その上映番組(作品)を一望することで、この時代の映画興行の多彩さを表現するという、大胆な誌面構成は話題を呼ぶことだろう。

●また「時代の証人」たちへの取材は28名に及び、テアトル東京の閉館から有楽町マリオンのオープン、ミニシアターが乱立したその背景などについても、当時それらを推進・実行した人物に直接取材を行い、これまで明らかにされなかったエピソードを多数掲載している。

●一方で、当時映画館でアルバイトを経験した方々への取材をもとに構成した2つのコラムに、「映画館/興行用語エンサイクロペディア」も掲載。気軽に楽しめる出版物となっている。


●INDEX
☆まえがき
☆第1章 「地獄の黙示録」
      1980年2月16日。有楽座が戦場になった日。
☆第2章 映画館の支配人は、何を「支配」しているのか?
☆第3章 番組編成担当者は、今夜も眠れない。
☆コラム1 80年代映画館・裏エピソード①
       同じ映画館でアルバイトした男女の結婚比率は、
                        意外に高い。
☆第4章 テアトル東京は、なぜ閉館したのか?
      80年代映画館変遷史①
☆第5章 シネマスクエアとうきゅう オープニング・エピソード
      80年代映画館変遷史②
☆第6章 「ある日どこかで」物語
☆第7章 「E.T.」の歴史的大ヒットを支えた人たち
☆第8章 80年代におけるヒット作の条件
☆第9章 セゾングループの映画界進出
      80年代映画館変遷史③
☆第10章 「映画館に行かなければ会えなかった」角川三人娘
☆第11章 「南極物語」大作戦
☆第12章 有楽座、日比谷映画劇場から有楽町マリオンへ
      80年代映画館変遷史④
☆第13章 ジブリ作品が大ヒットを始めたのは、
          製作VS宣伝のせめぎ合いがあったからだ。
☆第14章 「ストリート・オブ・ファイヤー」伝説
☆コラム2 80年代映画館・裏エピソード②
       映画館で映画を見ながら
                喫煙や脱糞をしてはならない。
☆第15章 ミニシアター・ウォーズ
      80年代映画館変遷史⑤
☆第16章 妥協と栄光の、ツナギ番組
☆第17章 ビデオのおかげで陽の目を見た映画たち
☆第18章 ギャガの胎動
☆第19章 テレビ局映画とタマ興行と異業種監督...
                   バブル時代の日本映画
☆コラム3 映画館/興行用語エンサイクロペディア・初級編
☆第20章 「レインマン」アカデミー賞で2度稼ぐ方法
☆第21章 「全米大ヒット!!」が巷に溢れた
                  80年代映画惹句の傾向
☆第22章 80年代都内主要映画館番組表
☆あとがき

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