クセ字の原因の一つは筆圧コントロールにあった

クセ字には様々な原因がありますが、そのうちの一つは「筆圧」にあると横浜国立大学教育学部教授の青山浩之(あおやま・ひろゆき)さんは指摘します。

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クセ字と言われる人の文字を見ると、筆圧が常に一定で、強すぎる、あるいは弱すぎることに気づきます。筆圧が強すぎると線がガチガチに硬くなり、弱すぎるとフワフワして頼りない印象になります。そう、クセ字の原因の一つは、「筆圧のコントロール」が上手にできないことにあるのです。
そこで、ふだん使っている筆記具を「筆ペン」に持ち替えて文字を書いてみましょう。筆ペンで書けば、穂先で紙を押さえる感覚、力を抜く感覚をじかに感じられます。ペンで書くときも、この感覚を生かして筆圧をコントロールすれば、文字本来の美しさが表れます。
多くの人が使っているボールペンは、安定した線を引ける便利な筆記具です。しかし、漢字やひらがななどの文字は、本来毛筆で書かれてきたものです。毛筆で書くときのように、筆圧をかける部分はかけて、抜く部分は抜くことで美しくなります。
上の「大」はサーモグラフィーで温度差を示すように、筆圧の強い順に赤から黄で示しています。これを参考に、筆ペンで書いてみてください。
筆ペンで書くのは難しいと思われるかもしれませんが、今回の「治療目的」は「毛筆で書く感覚をつかむ」こと。書道の心得などはあまり気にせず、筆圧だけを意識して、気軽に書いてみましょう。
■『NHKまる得マガジン クセ字の悩みを解決! 劇的! 美文字クリニック』より

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