冬越し野菜を上手に育てる5つのポイント
- エンドウ、イチゴ、ソラマメも冬越し野菜。イラスト:黒坂麻衣
成功の最大のポイントは、上手に冬越しさせること。すべての野菜に共通する、5つのポイントを押さえましょう。明治大学黒川農場特任教授の佐倉朗夫(さくら・あきお)さんに教えてもらいました。
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1 適期にスタートする
冬越し野菜のスタート適期は、非常に短いのが特徴です。スタート時期が早すぎると株が大きすぎる状態で、遅すぎると小さすぎる状態で冬越しさせることになり、いずれもうまく育たない可能性が高くなります(株のサイズについては3参照)
2 土作りをしっかり行う
寒さの影響で、冬越し中は地上部はあまり成長せず、場合によっては枯れたように見えることもあります。でも、地中では根が少しずつ伸びているので、その活動を支える土作りをおろそかにしないことが大切です。
3 適切なサイズで冬越しさせる
冬越し時に株が大きすぎても小さすぎても、うまく冬越しできません。エンドウとソラマメは株が小さいほど耐寒性が強く、草丈10〜15cmで冬越しさせるのがベスト。タマネギは、細い苗を植えると寒さで枯れることも。逆に太すぎると春先にとう立ちし、球が太らないうちに堅くなってしまいます。
4 防寒は適度に行う
寒さに当てる必要があるので、過度な防寒は厳禁。耐寒性の強さは野菜の種類によって異なるので、その野菜に適した寒さ対策を行います。
5 霜対策で根を守る
寒さには強い冬越し野菜ですが、霜には注意が必要です。霜が降りて霜柱ができ、根が浮いてしまうと生育が悪くなります。月に1回は菜園を見回り、手で押さえる、足で踏むなどして浮きを押さえましょう。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2017年10月号より
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1 適期にスタートする
冬越し野菜のスタート適期は、非常に短いのが特徴です。スタート時期が早すぎると株が大きすぎる状態で、遅すぎると小さすぎる状態で冬越しさせることになり、いずれもうまく育たない可能性が高くなります(株のサイズについては3参照)
2 土作りをしっかり行う
寒さの影響で、冬越し中は地上部はあまり成長せず、場合によっては枯れたように見えることもあります。でも、地中では根が少しずつ伸びているので、その活動を支える土作りをおろそかにしないことが大切です。
3 適切なサイズで冬越しさせる
冬越し時に株が大きすぎても小さすぎても、うまく冬越しできません。エンドウとソラマメは株が小さいほど耐寒性が強く、草丈10〜15cmで冬越しさせるのがベスト。タマネギは、細い苗を植えると寒さで枯れることも。逆に太すぎると春先にとう立ちし、球が太らないうちに堅くなってしまいます。
4 防寒は適度に行う
寒さに当てる必要があるので、過度な防寒は厳禁。耐寒性の強さは野菜の種類によって異なるので、その野菜に適した寒さ対策を行います。
5 霜対策で根を守る
寒さには強い冬越し野菜ですが、霜には注意が必要です。霜が降りて霜柱ができ、根が浮いてしまうと生育が悪くなります。月に1回は菜園を見回り、手で押さえる、足で踏むなどして浮きを押さえましょう。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2017年10月号より
- 『NHK趣味の園芸 やさいの時間 2017年10月号 [雑誌] (NHKテキスト)』
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